雨がやんだら お別れなのね 二人の思い出 水に流して 二度と開けない 南の窓に ブルーのカーテン 引きましょう 濡れたコートで 濡れた体で あなたは あなたは 誰に 誰に 逢いに行くのかしら 雨が止んだら 私はひとり ドアにもたれて 涙にむせぶ 雨が止んだら 出て行くあなた 冷たい靴音 耳に残して あなたがつくった インクのしみを 花瓶をづらして 隠しましょう 濡れたコートを 濡れた体を あなたは あなたは 誰に 誰に あたためてもらうの 雨が止んだら わたしはひとり あなたのガウンを まとってねむる 発売日:2002-11-20 歌手:朝丘雪路 作詞:なかにし礼 作曲:筒美京平
枯れ葉散る 秋の日は吹く風も冷たく 空を駆ける雁の群れは なぜこの瞳(め)に残るの 過ぎ去った想い出は もう二度と帰らず わたしはひとり あなたの影を ああ 夕陽に見るわ 愛が散る 夢が散る 私が散っても この指があの人の 口唇を忘れない この街を出て行こう 想い出を残して 冬が来ればこの体も もっと冷たくなるから 運命は残酷ね 人生のピリオド 突然消えた まぼろしの恋 散る枯れ葉ひとひら 愛が散る 夢が散る 私が散っても この胸があの人の ぬくもりを忘れない 愛が散る 夢が散る 私が散っても この心いつまでも あの人を忘れない 愛が散る 夢が散る 私が散っても いつまでもいつまでも あの人を忘れない 発売日:2016-04-06 歌手:朝倉由美子 作詞:吉田信 作曲:吉田信・井上慎之介
あかいサルビア 逃げた恋の花びら ひとつふたつ 甘い想い出 幸せだった あかいサルビア こんな雨の夜更けは いつもちょっと センチになるの ひと恋しくて そうよいちばん 愛してる彼氏(ひと)とは なぜかしらだめなの 結ばれないのね 世の中なんて あかいサルビア 燃えた恋の花びら 夢で咲いて 嘘で散るのよ わたしはひとり あかいサルビア 髪を切ってみたのよ 恋に弱い 女ごころを たち切るように いやに煙りが しみちゃう瞼に 大人ですもの かまわないでね 涙じゃないの あかいサルビア 哀しみに散っても 胸にきっと咲くでしょ 春が来たなら 恋と一緒に 発売日:2007-11-21 歌手:梓みちよ 作詞:山口洋子 作曲:平尾昌晃
捨てられても 捨てられても あなたが好きよ お酒飲むとだから思い出す 雨降る港でわかれたが 涙こらえ 涙こらえ 飲んだ……他人酒 あれからまだ あれからまだ わたしはひとり 夢に見たのあの日のあなた 妻だと書かれた宿帳を 思い出して 思い出して 飲むの……他人酒 嫌われても 嫌われても 悔いないわたし 一生いちど命かけた恋 みぞれに変ったこんな夜は あなたしのび あなたしのび 飲もう……他人酒 発売日:1996-11-01 歌手:渥美二郎 作詞:遠藤実 作曲:遠藤実
さよなら さよなら こんにちわ 人波 バス停 うしろ影 そうよ 今日から わたしはひとり わがまま言える 胸もないの ほんとに あなたを好きだった 笑っていたけど 泣いてたの でもまた 笑顔で逢いましょうね どこかで 逢ったら 声かけて さよなら さよなら こんにちわ 秋風 足音 時計台 あなたに ここで待たされたこと うらんだことも 想い出なの ほんとに あなたを好きだった 優しい言葉は 忘れない じゃあまた 笑顔で逢いましょうね 別れが 想い出 つくるのよ 発売日:2009-08-19 歌手:天地真理 作詞:山口洋子・安井かずみ 作曲:筒美京平
菩提樹の 並木越えて 星座の舟が 行くわ 夏空の 掟のように この一年を わたしはひとり 想い出す この四阿 あなたの腕で 待った お月様 どこか降りて さよならだけが 浮かんでいたわ きっと 来ると あなた呼べば 星が コトリ 今宵 今宵 晴れわたる 共月亭で逢いましょう ひとつ ひとつ 想い出を 宇宙(そら)に放し数えましょう 天界は 祝いの美酒 星の祭りに 唄う 月光を 汲んだグラス わたしにだけは 冷たく凍みる とおい 国で あなた同じ 光に ユラリ 今宵 今宵 賑わいの 共月亭で逢いましょう 空が 空が 胸めがけ 墜ちて壊れゆくまえに 今宵 今宵 恋ケ淵 共月亭で逢いましょう 明日は 明日は 消えてゆく 真夏の夜の夢でしょう 発売日:2003-04-23 歌手:ALI PROJECT 作詞:ARIKA TAKARANO 作曲:MIKIYA KATAKURA
人と魚の半分ずつ 人魚という名前の彼女は 珍しい生き物 硝子に囲まれて育った 水と陸地と半分ずつ アクアリウムと呼ばれるその場所は 彼女に「不自由」をもたらしたのだと「人」は言った ねえ、おしえてよ 「自由」はどんなものなの? わたしは貴方が会いにきてくれる 「不自由」なこの場所が とても好きだわ ねえ、お願いよ どうか押し付けないで わたしは貴方が会いにきてくれる 「不自由」なこの場所が 好きだわ マーメイド ラプソディー 煌めく不自由なダンスホールに もう一度会いに来てね マーメイド ラプソディー 煌めく不自由なダンスホールに もう一度会いに来てね ここで貴方を待っているわ 今宵純白のダンスを踊るから 「自由」を唱える人たちは 「人魚を海に帰すべき」と言った 硝子の中から叫んでも、何も届かない 「自由」は「孤独」と半分ずつ 彼に会えない自由な世界へ 引きはがされるように硝子の外へ ねえ、おしえてよ 「自由」はどんなものなの? わたしは貴方が会いに来てくれる 「不自由」なこの場所が とても好きだわ ねえ、分かるのよ 「自由」になって広い世界を見て わたしはきっと知ることになるの 貴方の代わりはいないと マーメイド ラプソディー 煌めく不自由なダンスホールに もう一度会いにきてね マーメイド ラプソディー 煌めく不自由なダンスホールに もう一度会いにきてね どこに行ったら貴方に会える? 夜が明けたらわたしはもう海の中 初めて見た硝子の外の世界 ああ、わたしはひとりで水平線を見てるわ 何て海は広いの 初めて見た硝子の外の世界 ああ、わたしは貴方に一番に伝えたい 何て海は広いの 3c マーメイド ラプソディー 煌めく自由なダンスホール 次はわたしが会いに行くわ マーメイド ラプソディー 煌めく自由なダンスホール 次はわたしが会いに行くわ もう待ってるだけじゃないから 今宵純白のダンスを踊るから 発売日:2015-01-14 歌手:SEKAI NO OWARI 作詞:Saori 作曲:Nakajin
乙女の祈りが きこえてる わたしはひとりで 歩いてる あのひと住む家 このあたり 静かな坂道 昼さがり 何度も何度も 立ちどまり あの窓あたりと 背のびする 逢いたいこころ ときめくこころ わたしの真上に 虹が出る 乙女の祈りが ふとやんで 窓からあのひと 顔を出す 若葉の匂いが たちこめた 何故だかうれしい 雨あがり 何度も何度も ふりむいて ちいさなしあわせ 感じてる いえない想い ひそかな想い わたしの真上に 虹が出る 発売日:2007-08-22 歌手:桜田淳子 作詞:阿久悠 作曲:中村泰士
赤いランプがガラス越しに 冬の空へと舞い上がるわ 旅立つ前のエアー・ポートで わたしはひとり 優しすぎた 愛しすぎた あなた あなた どこへ 白夜の国で涙を捨てて 生まれ変われる気がするわ 別れたのもこんな夜ね 外は雨 雨 雨 ファイナル・コール響くフロアー あの日のことを想い出すわ 見知らぬ女がほほえんでた あなたのとなり 忘れられる 強くなれる わたし わたし きっと 白夜の国で傷を癒して 歩き直せる気がするわ 出逢ったのもこんな夜ね 外は雨 雨 雨 白夜の国で涙を捨てて 生まれ変われる気がするわ 別れたのもこんな夜ね 外は雨 雨 雨 発売日:2005-06-29 歌手:柏原芳恵 作詞:澤地隆 作曲:Frankie.T
鞆(とも)の港に 灯(あかり)がともる 未練ひきずる しぐれ宿 忘れ…忘れられない 女のみれん 見てはいやです お月さん あなた逢いたい あなた逢いたい もう一度 夜明け間近に ほろほろ一羽 はぐれカモメが 啼いて飛ぶ 春は…春はそこまで 来ているけれど 噂ひとつも 聞こえない あなた逢いたい あなた逢いたい もう一度 鞆の港に わたしはひとり 思いたちきる すべもない 倫(みち)に…倫に背いた この恋だけど いいえ悔いなど ありません あなた逢いたい あなた逢いたい もう一度 発売日:2011-12-14 歌手:みなみあい 作詞:末広保衛・補作詞:多野亮 作曲:花笠薫