抱きしめて しじまの中で あなたの声を聞かせて こびりつく 涙を融かして 冬はもうすぐ終わるよ いくつもの悲しみを くぐリ抜けたそのあとで つないだ手の温かさが 全てを知っている あなたとふたりで 生きて行きたい それだけで何もいらない 昼も夜も 夢の中まで ずっと ずっと 一緒さ 傷付いた 心のかけらを ひとつ残らずひろって 愛という 不思議なジグソー つなぐ欠片(ピース)を探すよ 本当の強さは 「ひとりじゃない」って言えること 風の中で寄り添う 花のように 秘めやかに あなたとふたりで 生きて行けたら 何度でも生まれ変われる たどリ着いた 僕らの場所で ずっと ずっと 一緒さ あなたとふたりで 生きて行きたい それだけで何もいらない 時の海に 未来を浮かべ ずっと ずっと ずっと 一緒さ ずっと ずっと 一緒さ ずっと 一緒さ… 発売日:2008-03-12 歌手:山下達郎 作詞:山下達郎 作曲:山下達郎
約束もなく 日が暮れて 衣笠山に 一番星です 蚊柱(かばしら)を追う 蝙蝠(こうもり)も 機織る音も 変わらないですね 夏は 火の車 抱いたまま 冬は 心に闇を 凍らせて 母が唄った 星の歌 あの星は あの星は あなたにとって 何ですか ああ 時は身じろぎもせず 悠久のまま あぁ 時は身じろぎもせず 悠久のまま 千年の古都 これほど星が 多いとは 玻璃(ガラス)の街で 忘れていました 根付の鈴を 嬉しさに 地蔵の辻で 鳴らしてみました 春は 秘めやかに 若葉雨 秋は 燃えたつような 曼珠沙華 母が祈った 流れ星 陽は昇り 陽は昇り 別離と出会い 繰り返す ああ 夢は老いることなく 悠久のまま ああ 夢は老いることなく 悠久のまま 千年の古都 ああ 時は身じろぎもせず 悠久のまま あぁ 時は身じろぎもせず 悠久のまま 千年の古都 発売日:1996-03-21 歌手:秋山涼子 作詞:吉岡治 作曲:弦哲也
深い霧の十字路で 君と出会ったあのとき 心に残るその瞳 湖の碧い色にも似て 美しく 秘めやかに 憂いをただよわす 深い霧の十字路で 君と出会ったときから あゝこの胸 なぜかふるえ 心は ときめく あゝあゝ君を想い あゝあゝ君を愛す 深い霧の十字路で 君と出会ったときから あゝこの胸 なぜかふるえ 心は ときめく あゝあゝ君を想い あゝあゝ君を愛す 歌手:麻実れい 作詞:阿古健 作曲:寺田瀧雄
立てば芍薬 座れば牡丹 歩くなら揺れる虞美人草(コクリコ) 踊るのは金の蓮の上 莟めく小さな足 菊花の綸子 捲れば蜥蜴が 腿に這う想い煩い 葉に露の涸れる間もなくて 招く風 夜来香 奇なるものです 出逢いも別れも たとえ一夜でも あなたの名前を聞かせて下さい 喋喋喃喃 恋の愉しみは 秘めやかに咲く花の 命ほど短いもの 愛愛燦燦 燃え尽きるように たった今を生きればいいだけ 他に何もない 希むべきものは ここは魔都 上海の暮れ泥む宵闇 隠す背には蜷局巻いて舞う 龍神か 爪でなぞれば 艶やかな膚の上 微か嗅ぎ取るは血のにおい 野暮な拳銃(ピストル) 枕に仕舞えば 掌に 燻らす煙管 何もかも朧霞む頃 行き交うは百鬼夜行 奇なるものです 出逢いは運命 あなたが殺めた お人の名前はお忘れでしょうか 轟轟哀哀 愛の悲しみを その胸は抱えたことなど ありはせぬでしょうね 戀戀爛爛 一瞬たりとも 消えたことのない怨讐を 果たすこの刻に ふるえる指先 あとは魔夢(ゆめ)上海の 闇に紛れるだけなのに 喋喋喃喃 恋の思い出は 散り急ぎ咲く花の 命ほど儚すぎて 愛愛燦燦 仇のあなたは なぜ恋しい男(おひと)に似ている 懐かしい声で わたしを呼ぶのか 満ちる魔都上海の 匂い立つ花闇 発売日:2009-08-26 歌手:ALI PROJECT 作詞:宝野アリカ 作曲:片倉三起也
リズムで言葉 交わし合い 視線がこころ 溶かす夜 一夜(いちや)限りの恋も 時にはいいじゃない 出逢いと別れは コインの裏表 静かに 密かに 秘めやかに 月に照らされて… 弾けて消える 情熱とジェラシー 強く 強く 抱きしめて 愛して 愛されて 月灯りのルンバ ピアスが胸に 突き刺さり ヒールがこころ えぐる夜 一夜(いちや)限りの夢に 酔うのもいいじゃない オトコとオンナは 引き合う磁石のよう 静かに 密かに 秘めやかに 月が映し出す… 隠しきれない 戸惑いのルージュ 熱く 熱く くちづけて 愛して 愛されて 月灯りのルンバ 静かに 密かに 秘めやかに 月に照らされて… 発売日:2016-08-03 歌手:寺本圭佑 作詞:伊藤美和 作曲:小田純平
淡い影が ゆらりゆれて 今にも消えてしまいそう 追いかけなきゃ つかまえなきゃ 境界線 引き裂いて だけどわたしは ここから動けない 白い花なら 紅く染めて欲しい! いじわるです いじわるです 残酷な言葉なんかじゃ ココロ騙せない まだ触れちゃいけない 苦しくても側にいます 唇から つま先から 運命から 絶望から 鮮やかに香り立つ 目を閉じたわたしの 首筋(うなじ)に咲いた 花びら 鼓動がはやい 走って走って 重なってくスピード 守りたいの 見届けたいの 進化してゆく感情 出逢う世界で あなたを待っていた 真理を説くより 必要だと言って! 怒ってます 怒ってます 嘘つきなやさしさだけじゃ 納得しません 強くなれません 手をとって ここから連れ出して 孤独の波 無限の闇 迷いの空 決意の朝 秘めやかに香り立つ ためらいの微熱で 切なく咲いた 花びら 自分を壊すように 闘うのはやめて 私たちの使命は ひとつ いじわるです いじわるです 残酷な言葉なんかじゃ ココロ騙せない まだ触れちゃいけない 苦しくても側にいます 唇から つま先から 運命から 絶望から 鮮やかに香り立つ 目を閉じたわたしの 首筋(うなじ)に紅い 花びら 発売日:2016-11-23 歌手:姫柊雪菜(種田梨沙) 作詞:くまのきよみ 作曲:中村久志
これ以上ムリよ 待てないわ スレスレで 終わらせないで あなたのすべて欲しい ふたりをへだてた スライドが ハラリ 滑り落ちて あとは露わにされた真珠 まなざしに 攻められて こころが透き通る 芯まで 幾千年くり返した 恋は神秘の戦いね あなたからの 愛の Moon light 浴びて わたしは変わってゆく 鮮やかに秘めやかに La Soldier 発売日:1997-12-03 歌手:9戦士 作詞:冬杜花代子 作曲:小坂明子
曇りの窓 ふわり ひとひら 白い欠片(かけら)が 舞い初(そ)む 凍てる綺羅(きら)の水晶 指に触れるたび ゆるやかに解(ほど)ける 刹那の花 千の宵 千の欲望(ユメ) 降り積む過去(とき)のはざま 記憶の底繰り返す銀塩写真(フォトグラフィカ) 千の夜 千の翳 馨る闇は陽炎(かげろう) 迷ひ路(じ)の天(そら)に灯す星の燭(あかり) 日暮れの空 きらり ひとつぶ 星の欠片(かけら)が 瞬く 降りる宵闇の裾 頬に触れるたび ひそやかに零れる 吐息の花 千の宵 千の幻想(ユメ) 儚い時代(とき)の波間 耳の底で繰り返す蓄音機(フォノグラフィア) 千の歌 千の風 浮かぶ月は十六夜(いざよい) 通ひ路の雲間照らす燭(しょく)の灯り 凍てる胸の薄氷(はくひょう) ひとつ触れるたび 秘めやかに彩づく 久遠の花 千の宵 千の夢 綾なす運命(とき)のはざま 眸の底繰り返す残像絵(ソォマトロォプ) 天に星 地には華 人の夢は泡沫 忘れじの俤(かげ)に結ぶ星の標 天に高く きらめく北極星(ナヴィガートリア) 発売日:2013-07-24 歌手:みとせのりこ 作詞:みとせのりこ 作曲:中河健
可哀相だわ 一緒に泣かせて 密やかに散る ひとひらの恋ね あなたは愛の巡礼ね 巡り巡る白い神殿は 大理石の肌両手で抱いて 溢れる泉に口づけをした 狂おしいほどに愛を囁き 夜明けになったら旅立つの やさしい男は それだけで罪 可愛相だわ 男も女も 積もることない ひとひらの雪ね 女も愛の巡礼ね 祭壇の前に額づいて 一人を守ると誓ったあとに ベールを脱ぎ去り体を開く 過ぎ去る月日は恋ゆえ早い 切ない吐息に急されて 移ろう女の それだけが愛 可愛相だわ 一緒に泣いてね 秘めやかに舞う ひとひらの夢よ 掬い上げたら 幻のように 消えてしまうの ひとひらの雪ね 発売日:1994-12-07 歌手:ジュディ・オング 作詞:阿木燿子 作曲:佐藤隆
召シマセ 艶薔薇 ヨリドリミドリ イロトリドリニ わたしたちを束ねて 絹のリボン結けば 着飾ったドレスも霞むわ 紳士の腕のなかで うっとりと開くのよ どんな甘い恋さえ敵わない 楽園のイヴも 太古の女王も 眠る姫君も皆 わたしを愛したの 馨しく交歓しましょう 仄かに染まる指は舞って花びら たおやかに包んだ夢は いつか溢れる蜜のように 黄金に満ちる 世界は美しい 画家たちは競うように この姿を描いた 文士たちは言葉に留めた 歴史浸す悲劇や 戦場の荒れ野にも 静かにわたしたちは薫る 甲冑の少女も 非道の悪女も 乞食の娘も皆 わたしを抱きしめた 触れあって交感しましょう 哀しみ恐れ祈り すべて分け合い 熟みながら真っ赤な棘は 傷つく胸を塞ぐために 巻き付いてゆく 契りの一刺しを 召シマセ 艶薔薇 ヨリドリミドリ イロトリドリニ 馨しく交歓しましょう 緑の茵 月の侍る揺りかご やわらかに夢を喰むのは 厳かに血の通う蔦と天鵞絨の舌 秘めやかに交配しましょう あなたは生まれ変わる 新種の薔薇に 愛惜しく種を蒔きましょう どんな時代(とき)でも わたしたちが咲き添う限り 世界は美しい 発売日:2013-09-11 歌手:ALI PROJECT 作詞:宝野アリカ 作曲:片倉三起也