黄昏(たそがれ)た都会(まち)に 灯がともり 君をやさしくつつむ ほんの少し肩をかしてねと 涙が滲(にじ)んでいた 枯れ葉の街 色を染めてく頃 通り過ぎた日々 僕らを見ていた 君は君の 僕は僕の道を いつからか二人 歩き始めてた 木枯しが心 吹きぬけて 言葉を無くした夜 本当の意味も知らないまま 別れを告げていたね 何かが震(ふる)えていた サヨナラだね 君は瞳(め)をそらして 自分の夢だけ 追えばいいでしょう 言葉にできないさみしさが 心をしばりつける これ以上 哀しくさせないで 今でも…… 想い出の都会(まち)が輝いて 二人をせつなくする さみしい季節の始まりねと 涙をかくして君 微笑(ほほえみ) 残していった 発売日:1992-08-26 歌手:安部恭弘 作詞:安部恭弘 作曲:安部恭弘