阿修羅修羅の舞 この手を取って あなたが好きだと言ってるじゃない 諸行無常 移ろいゆく浮き世 人の心 留まらぬとしても 恨ミザラマシ 最期の瞬間に あなたの瞳 見つめられるなら 犯す罪残さず 地獄の神に赦しを乞おう 殺め合うように 求めてはいけないでしょうか 胸深く刺さった 哀しみの剣 鮮血のヴィーナス 素肌に鎧うのは 金襴の鎧よりも美しい 愛と云う傷跡 阿修羅修羅の詠 嵐の声が 恋しい名前を叫びつづける 夜叉般若の面 華の貌 あなたに逢うのはどっちの私 身モコガレツツ この想いだけは けして穢れぬように 禍の夢を 仄い土の底に孕んで 刻満ちる 女は 赤い雛罌粟 狂い咲くでしょ 命削ぐように 愛したのは運命でしょうか 交わった 縁の 指切る綾取り 転生のヴィーナス 生まれ落ちた場所は この地上の何処よりも果てない 愛という戦場 阿修羅修羅の舞 髪を解いて あなたが欲しいと言ってるじゃない 諸行無常 移ろいゆく浮き世 寝ても目醒めても泡沫の日々 玉ゾ散リケル 何がいちばん 尊いことかを教えて 阿修羅修羅の舞 脚を絡めて もうあなたを誰にも渡さない 魑魅魍魎夢魔食んで蜜蟲 堕ちる処まで堕ちて空蝉 身ノイタヅラニ 阿修羅修羅の詠 嵐を越えて 恋しい名前を 叫び続けて 夜叉般若の面 華の貌 あなたが逢うのはどっちのわたし 身モコガレツツ この想いだけを抱いて 生きて行くだけ 発売日:2005-06-08 歌手:ALI PROJECT 作詞:宝野アリカ 作曲:片倉三起也
「―――箱庭を騙る檻の中で 禁断の海馬に手を加えて 驕れる無能な創造神にでも 成った心算なの……」 (崩壊 其れは孕み続けた季節 二月の雪の日 『妹』の記憶) 「我々を楽園へ導ける箱舟は 哀れなる魂を大地から解き放つ 救いを求める貴方にArkを与えよう」 《Arkと呼ばれた物》は月光を受けて銀色に煌いた... 想い出まで裏切った 冷たい言葉の雨 幸せだった二人 永遠に届かなくなる前に... 「ねぇ何故変わってしまったの? あんなにも愛し合っていたのに...」 涙を微笑みに変え詰め寄る 《Arkと呼ばれた物》を握って... ―――愛憎の箱舟 (因果 其れは手操り寄せた糸 六月の雨の日 『兄』の記憶) 信じてたその人に裏切られた少女 逃げ込んだ楽園は信仰という狂気 新しい世界へと羽ばたける自己暗示 澄み渡る覚醒は進行という凶器 最期の瞬間に廻った 歪な愛の記憶 脆弱な精神が堪えきれず あの日嘘を吐いた... 律すれば律する程堕ちる 赦されぬ想いに灼かれながら まぐわう傷は深く甘く 破滅へ誘う... ―――背徳の箱舟 被験体#1096 通称『妹』同じく 被験体#1076 通称『兄』を殺害 <症例番号12> 過剰投影型依存における袋小路の模型 即ち《虚妄想型箱舟依存症候群》 限りなく同一に近づける 追憶は狂気にも似た幻想 求める儘に唇を奪い合い 少しずつ楽園を追われてゆく 同じ心的外傷重ねれば響き合う けれどそれ以上には... 「―――箱庭を騙る檻の中で 禁断の海馬に手を加えて 驕れる無能な創造神にでも 成った心算なの?」か... 在りし日に咲かせた花弁は 暗闇に散り逝くように凛と 少女の声色で囁く「楽園へ還りましょう」... 監視卿は天を仰ぎ深い溜息を吐く 失った筈の《左手の薬指》が虚しく疼いた ―――ふと彼が監視鏡の向こうへ視線を戻すと 嗚呼...いつの間にか少女の背後には『仮面の男』が立っていた――― 発売日:2005-04-13 歌手:Sound Horizon 作詞:Revo 作曲:Revo
海の底のような ひとりきりの世界 許されない罪を背負って まだ知らない愛の意味を探しながら 終わりのない旅は続く 大切な人へ 心をこめて 想いと言葉 綴り 生きる 惜しみなく 捧げなさい その哀しみ 星になるまで 碧く 碧く 澄み渡る空 祈りの中 すべての者 癒すために そっと贈る Requiem 最期の瞬間に 溢れ出す真実 紡いだ さよならの手紙 愛おしい人と過ごした日々は 尊い記憶 つたう涙 安らかに 眠りなさい 慈しみの腕に抱かれて 遠く 遠く 儚く消える 時の彼方 奪われても 確かなもの 胸に光る 永遠に Ah… Rest in peace... Ah… Rest in peace... There's no sorrow 高く 高く 虹を越えてく 願いひとつ 風がつなぐ 絆の糸 今 信じて 碧く 碧く 澄み渡る空 祈りの中 すべての者 癒すために そっと贈る Requiem 発売日:2018-03-28 歌手:茅原実里 作詞:下川佳代 作曲:西田恵美