気付けば守るものばかりが増えてっての歌が含まれ

コンクリートに咲いた花-THE BACK HORN

嵐が去って 蕾が開いたら

また旅が始まるんだよ

終わる為じゃない

満開に咲く兆しの向こうへ

朝が笑って ちっぽけな自分を

少しだけ照らしてくれる

逃げる訳じゃない

光にそっと瞼を閉じて

慌ただしく すれ違ってゆく

コンクリートの街の片隅で

陽炎のように 置き去りの言葉が

儚く揺れている

一段飛ばしで階段を駆け上がり

夢や希望に溢れ飛び出した世界

今だけは あの日を思い出して

進もう 夜を突き破って

風の匂いが 記憶をさらって

現在地を示してくれる

もう迷わないよ

明日へ導く歌が聞こえる

出会いや別れ 恋の痛み

誰にだって訪れるんだろう

傷を背負って 涙に溺れても

日々は流れてゆく

今晴れやかな季節に芽生えた

小さいけど確かな予感を抱いたまま

ずっとずっと枯らさないようにと

根を張り続けてゆく

気付けば守るものばかりが増えてって

誰の為の自分か分からなくなるけれど

見上げてた あの日の空の色は

今も ここで繋がっている

哀しくはないんだよ

僕ら 生きてゆく事は

答えが無くたって

言葉 拾い集めてゆく ずっと

一段飛ばしで階段を駆け上がり

夢や希望に溢れ飛び出した世界

思いは風になり空を超えて

遠くの君のもとへ

何億年 先の未来から覗くこの時代(とき)は

ほんの一瞬の幻想(ゆめ)かもしれないけれど

巡り会う 旅路の向こう側へ

進もう 歌を道づれにして

発売日:2015-11-25

歌手:THE BACK HORN

作詞:松田晋二

作曲:菅波栄純