泣いている 心 泣いている 吹雪く越前 日本海 瞼閉じれば 面影が 冷えた躰に 絡(から)みつく あなた あなた 呼んでも 海鳴りばかり はぐれ鳥 一羽 はぐれ鳥 何処(どこ)へ羽ばたき 帰るのか 何度捨てよと 思っても 愛の歳月(つきひ)は 千切れない 荒れる 荒れる 波間に 未練が燃える 逢えるわね あなた 逢えるわね 叫ぶ越前 日本海 白い岬の 灯台は 願い叶える 命火か 海よ 海よ 時化(しけ)るな 明日(あした)が欲しい 発売日:2016-10-05 歌手:植松しのぶ 作詞:小野塚清一 作曲:桧原さとし
雨が上がったら 僕も濡れた瞼を拭いて 守れなかった約束のあの場所へ出掛けよう 通い慣れた坂道を自転車で走る 脇で微笑む笠地蔵 君にも見せたかった桜並木 どうかまだ散ってないように 降り続いた雨は今朝上がって 嘘みたいに青い空 君にも見せたかった桜並木 息切らしてペダルを漕ぐ 桜は散ってた 夕べの雨で 胸が痛くて だけど僕らもいつか枯れて そして灰になって 消えてくだけだとしても… 僕に残された時間どれくらいかな? それがもし明日だとしても だからって今日を精一杯生きたところで 大して何も変わらないよね いつかの僕がそう呟いたら 君は泣いてた「強く生きて」と 君が消えてやっと分かった 生きていたい 不器用でも… 落ちた花びら掬い上げて 僕は空へ投げる ひらひら花びら風に揺れて もう一度春が来たような奇跡を 祈ってた だけど確かに春は終わった どこかに落ちてないか探した 季節は巡り 人は流れて でも忘れないよ さようなら 君が好きだった景色 次の春まで逢えなくなるね 瞼閉じれば君の笑顔が 桜舞う中で揺れてた ほんの少し残っていた春の匂いを忘れないように 僕は深く息を吸った 発売日:2007-08-01 歌手:AJISAI 作詞:松本俊 作曲:松本俊
淡き光立つ 俄雨 いとし面影の沈丁花 溢るる涙の蕾から ひとつ ひとつ香り始める それは それは 空を越えて やがて やがて 迎えに来る 春よ 遠き春よ 瞼閉じればそこに 愛をくれし君の なつかしき声がする 君に預けし 我が心は 今でも返事を待っています どれほど月日が流れても ずっと ずっと待っています それは それは 明日を越えて いつか いつか きっと届く 春よ まだ見ぬ春 迷い立ち止まるとき 夢をくれし君の 眼差しが肩を抱く 夢よ 浅き夢よ 私はここにいます 君を想いながら ひとり歩いています 流るる雨のごとく 流るる花のごとく 春よ 遠き春よ 瞼閉じればそこに 愛をくれし君の なつかしき声がする 春よ まだ見ぬ春 迷い立ち止まるとき 夢をくれし君の 眼差しが肩を抱く 発売日:1998-11-06 歌手:松任谷由実 作詞:松任谷由実 作曲:松任谷由実
恙(つつが)無く流れ行(ゆ)く街 人知れず 訪れて 行過ぎる 人の流れに 馳せる 始まりの頃 木漏れ日を 浴びながら 揺れる この花を 見せたなら 君は 何て言うだろう? 浅き夢見し 君 微睡(まどろ)みながら 咲き誇るように ほら、ごらんよ ありふれてる 街並みに 瞳(め)を輝かす 君が望むなら 護るべき 不器用な想い 大切にしよう 徒然を 纏った 午後に やわらかく射すひかり 眩しくて 瞼 閉じれば 浮かぶ 始まりの頃 陽だまりで 可愛らしく眠る 夢の中 煌めいて 君は 何思うだろう? 浅き夢見し 君 微笑みながら 風に舞うように ねぇ、そうだろう? 頬を撫でる 甘い香りに 誘われた 君が願うなら 来るべき 新しい世界 受け止め 歌おう あぁ金色に輝く 麗しき夢、幻 天を仰ぐ 君を連れて 遥か 手のなる方へ と… 浅き夢見し 君 微睡みながら 咲き誇るように ほら、見てごらんよ ありふれてる 何気ない この日常が 君の望みなら 護るべき 大切な想い 見つけよう 僕と 発売日:2011-06-01 歌手:久城一弥(江口拓也) 作詞:渡部紫緒 作曲:川島弘光
好きだから 櫻の下で あなた道行 笑顔のままに 指をからめて 心を添えて 瞼閉じれば 花吹雪 幻夢のえれじい 束の間でいい 春がきたよな にごりえの恋 紅筆で 唇なぞり あなた想って 蛍になった 愛し恋しと 命をせかす 水にネオンの 憂き世川 幻夢のえれじい ほろ苦だから 夏に供養の にごりえの酒 降る雪も 人恋しさに あなたすがって 色褪せてゆく 朝日みたいな 夕日をつれて 燃える故郷 走馬灯 幻夢のえれじい 男と女 冬に迷子の にごりえの街 発売日:1997-04-19 歌手:都はるみ 作詞:吉岡治 作曲:市川昭介
都会暮らしに 迷ったら 帰って来いよ 出直せと 宅配便に 走り書き 生まれ育った 東郷町は ぶっきらぼうな 親父のように デンと見守る デンと見守る 冠岳がある 夢を追いかけ 進む道 つまずき転ぶ 迷い坂 ふる里はるか 偲びます 熱き人情 東郷町は 一途に生きる お袋のように 清き流れの 清き流れの ああ美々(みみ)川がある 瞼閉じれば 山や川 夕陽に心 染められて 牧水唄い 花想う 遊び学んだ 東郷町は しみじみ今も 兄貴のように 語りあかせる 語りあかせる 心の友がいる 発売日:2016-04-06 歌手:水田かおり 作詞:萱野勲夫 作曲:五代香蘭
体をつらぬいたよ ここまで来て シラケりゃ 渋いもんさ 計りにかけたメロディー 奴等の胸 揺すれば しめたもんさ 尖る針は 鼓動 BAN・BAN・BANと刺して 迫る ON AIR TIME 瞼閉じれば 3minutes 2minutes 1minute STAR DUST 闇のなか 渦巻くハート・ビート STAR DUST 引き寄せて 仕掛けるダイナマイト We are the Mr. ASIA 初めて お前のこと 抱きしめた夜を 想い出したよ ふるえるようなスリリング 欲しいものを手にする 扉がある 息を吹いた 視線 DAN・DAN・DANと浴びて 迫る ON AIR TIME 何も聞こえない 3second 2second 1second STAR LIGHT 駆けぬけて 渦巻くハート・ビート STAR LIGHT 囲まれて いきなりオーバー・ドライヴ We are the Mr. ASIA STAR LIGHT 駆けぬけて 渦巻くハート・ビート STAR LIGHT 囲まれて いきなりオーバー・ドライヴ STAR LIGHT 駆けぬけて 渦巻くハート・ビート STAR LIGHT 囲まれて いきなりオーバー・ドライヴ We are the Mr. ASIA 発売日:2001-07-18 歌手:CHAGE and ASKA 作詞:飛鳥涼 作曲:飛鳥涼
くわえ煙草の 煙がゆれて 汐の匂いを運んで来る 瞼閉じれば 焼けつくような つらい出来事が昨日のように…… 体の中をなつかしい 詩だけが通り過ぎてゆく 君のところへ帰りたくなる 夢をみていた むなしい夢を…… 風にたわむれ 太陽にさへ 恥かしがらずに両手拡げて 急にひろがる ひまわりの花 まるで真夏のロシアのように…… 何も聞こえない耳に鮮やかな詩だけが 急によみがえる 君がいつだって歌ってくれた 今は夢なの すべて夢なの…… 歌手:谷村新司 作詞:谷村新司 作曲:谷村新司
冷たい風やウロウロするなよ 私を冬に連れ戻すなよ 今ならまだ引き返せるとか言うなよ 片足は冬に もう片方は春に 溢るる愛に まだぎこちない桜 其処に春が 無かったら 私は夜空に落ちて行く 君がいなくなったら 私は寒空に舞い上がる だからいつ一人になっても 生きて行けるようにと 心を少し冷そうと 浅い春が 寒戻る まだ春になり切れなくて 浅い春が 凍返る まだ君に乗り切れなくて 片足は私に もう片方は君に 溢るる愛に まだぎこちなく春遅し 瞼閉じれば 春めいた明日に 君の優しい眼差しが 浮かんで消えた ここに春は 無かったね 何処にもないのに探してた 君がいない春でも 私はただ君を唄ってる 発売日:2005-04-13 歌手:小谷美紗子 作詞:小谷美紗子 作曲:小谷美紗子
渡り鳥さえ 八幡堀に 翼休める 塒があるに 一度結んだ 草鞋の紐は 切るもほどくも できない渡世 よしなよしなよ 鯉太郎 野暮は承知の はぐれ笠 瀬田の夕映え 手漕ぎの舟が 思い出させる 白無垢鉄火 抜かずじまいじゃ すまない長脇差を 抱き寝添い寝の 旅空夜空 よしなよしなよ 鯉太郎 瞼閉じれば ついほろり 右へ行こうか 左へ飛ぶか 投げて占う 一天地六 せめてひと足 堅田の宿にゃ 逢って行きたい お人もいるに よしなよしなよ 鯉太郎 比叡颪が 身にしみる 発売日:2001-11-21 歌手:氷川きよし 作詞:松井由利夫 作曲:水森英夫