及び 生きてる事に対しての罪悪感の歌が含まれ

ムカデ-amazarashi

給水塔に反射する夏の太陽 器用に生きる象徴としての

彼女の笑顔 汗ばんだ静動脈に巣食う褐色の火薬じみた病理

僕が僕ではない感覚 もしくは錯覚 六十億の溜息に巻き起こる黄砂

逃げ場なく息も絶え絶えな ムカデ

涙の濁流を這って 何処へ 行こう 何処も 駄目だ

居場所 が無い 神様僕は分かってしまった

空っぽの夜空が綺麗 あの黒い空白に埋もれてしまえたらって

願う そうか もしかしたら 僕は 死にたいのかな

愛は愛の振りして 全部飲み下せと刃物覗かせる

今日は今日の振りして 全部やり直しだと僕を脅かす

こっから踏み出すなよ 絶対だぞ 誰だ後ろから押す奴は ほら後一歩だ

そうだ 夢がぶら下がる最果ての絞首台

西日に染まる郊外の公団住宅 心臓を針でつつかれる様な感傷

及び 生きてる事に対しての罪悪感

付きまとう闇 立ちはだかる闇 赤面症の季節における リビドーの肥大

故の 現実からの逃避 妄想 妄想 妄想

遮断機に置き去りの自意識 真っ二つに割れる数秒前

赤が光る 消える 光る 消える 光る 消える 消えろ

チャイナドレスの女 田園都市線 劣等 劣等 過去 過去

全部消えろ 神様 殺してやる

過去は過去の振りして 全部受け入れろと喉に絞めかかる

夜は夜の振りして 全部おまえのせいだとがなりたてる

こっから逃げ出すなよ 絶対だぞ 誰だ後ろから押す奴は ほら後一歩だ

そうだ 夢がぶら下がる最果ての絞首台

僕は触れていたかった まだ繋がっていたいよ

ビルの屋上に立った 今更思い出すんだ

春の木漏れ日に泣いた 母の声が聞こえんだ

此処にいてもいいですか 此処にいてもいいですか

空は空の振りして 全部知ってるぞって僕を見下す

人は人の振りして 全部吐き出せと僕を睨み付ける

こっから踏み出すなよ 絶対だぞ 誰だ後ろから押す奴は ほら後一歩だ

そうだ 夢がぶら下がる最果ての絞首台

僕は触れていたかった まだ繋がっていたいよ

ビルの屋上に立った 今更思い出すんだ

春の木漏れ日に泣いた 母の声が聞こえんだ

此処にいてもいいですか 生きていてもいいですか

発売日:2010-02-10

歌手:amazarashi

作詞:秋田ひろむ

作曲:秋田ひろむ