窓ガラス 流れ落ちてゆく雨を 細い指先で なぞってみる くもり とかして すべる 指先に 伝わる冷たさ 心にしみる 忘れ去られた 部屋の片隅 貴方の影 今もゆれてる 愛は かげろう つかの間の命 激しいまでに 燃やし続けて 別れはいつも 背中合わせに 人の心をゆらして 別れ言葉を 口にする貴方は いつもとちがって やさしすぎた はき出すタバコの 煙の影が 教えてくれた 偽り言葉と あつく いだかれた日々を 倖せと言えば かなしい 愛は かげろう さめきった愛の 過ぎ去る後に残るものは いつも女の乾いた涙 さまよい歩く迷い子 愛は かげろう つかの間の命 激しいまでに 燃やし続けて 別れはいつも 背中合わせに 人の心をゆらして 発売日:2003-11-26 歌手:中森明菜 作詞:三浦和人 作曲:三浦和人
日没の合図とともに 砂漠におこる風よ 誰のもとに 君のもとに 燃える心はたなびく 目を閉じて深く吸い込む この星のエナジーを 誰のために 君のために 持ち帰ろう 形にして Illusion 時はかげろう 光る砂の色 Solitude ひとりではなく もっと強くなって君を愛しにゆくよ 滅びゆく種族のうたを おぼろげに口ずさむ 誰のために 君のために 地平線へ進んでゆく Illusion 時はかげろう 揺れる海の色 Solitude 別れではなく もっと強くなって君を迎えにゆくよ Illusion 時はかげろう 光る砂の色 Solitude ひとりではなく もっと強くなって君を愛しにゆくよ 発売日:1990-11-23 歌手:松任谷由実 作詞:松任谷由実 作曲:松任谷由実
かげろうの夜 かげろうの夜 もしかしたらこんな感じかもしれない かげろの夜って そう赤い靴・赤いドレスこんな夜よ きっとこんな夜なのよね 言わないで かなしい言葉を 渦まくこの胸 あふれてしまう かげろうの夜 ゆらり揺れてる にじむあなたの 影も揺れる きつく結んだ 愛のくらし 小さなさよならで ほどけてしまう かげろうの夜 ゆらり揺れる にじむあなたの 影も揺れる 発売日:2004-02-25 歌手:桃井かおり 作詞:佐藤博 作曲:佐藤博
窓をゆさぶる 海鳴りは 未練ごころの 叫び声 乱れた髪を なおせば他人に戻る 濡れた素肌を 重ねても なぜか心は 寒いまま 愛されたのは まぼろしですか? あなたは 陽炎(かげろう) 熱くゆらめく 逃げ水に そっとこの身を 投げたいの あなたに溺れ 死ねたら倖せだから 何もいらない 今夜だけ 帰らないでと 泣きながら 手を伸ばしても すり抜けてゆく はかない 陽炎 合わせ鏡の 哀しみは 憎さ恋しさ うらおもて 約束なんて 男のずるさの一つ 逢えば逢うほど 逢いたくて 夢の終わりが こわいから 愛することは まぼろしですか? あなたは 陽炎 発売日:2015-07-22 歌手:大月みやこ 作詞:田久保真見 作曲:幸耕平
宿の浴衣(ゆかた)の 藍染(あいぞめ)に 触れればたちまち 罪になる 脱いでも脱いでも あゝ わたし女です 枕灯(まくらあか)りに 焦(こ)がれて痩(や)せた 薄羽(うすば)かげろう おんな宿 紙のこよりの 指輪でも あなたに貰(もら)えば 嬉しくて 一夜の一夜の あゝ 赤い契り糸 夢でふたりが 飛べたらいいわ 薄羽(うすば)かげろう 恋地獄 忍ぶ恋でも 恋は恋 口惜(くや)しい縁(えにし)の 闇路(やみじ)です 抱いても 抱いても あゝ 別れつれてくる 命まるごと 預けてみても 薄羽(うすば)かげろう おんな宿 発売日:2009-09-09 歌手:西方裕之 作詞:吉岡治 作曲:徳久広司
いつまでも続く愛しさを君に感じるんだ 風や波に呑まれても どこにいても君を見つける 僕は何も出来ずに君のために 柔らかな言葉抱えて歌うから 泣かないでどこにいたって僕を呼んで 浮き世に ゆらゆら またゆらゆら 誰もつかめぬかげろうを追う カナシミに霞む明日を 僕に預けておくれ かすれた君の声だけが 耳にこだましてくる 失った影達ははるか遠く いまならば全て許せる気がするよ 遠くにいても君の泪は見えるよ あてなく ゆらゆら あぁ ゆらゆら ずっとつかめぬかげろうを追う 描いてた夢のかけらを そっと集めてあげよう 流れゆく時代の隙間で 空を見上げて泣いた 発売日:2004-01-14 歌手:柴咲コウ 作詞:菜穂 作曲:Taja
窓ガラス 流れ落ちてゆく雨を 細い指先で なぞってみる くもりとかして すべる指先に 伝わる冷たさ 心にしみる 忘れ去られた 部屋の片隅 貴方の影 今もゆれてる 愛はかげろう つかの間の命 激しいまでに 燃やし続けて 別れはいつも 背中合わせに 人の心を ゆらして 別れ言葉を 口にする貴方は いつもとちがって やさしすぎた はき出すタバコの 煙の影が 教えてくれた 偽(つく)り言葉と あつく いだかれた日々を 倖せと言えば かなしい 愛はかげろう さめきった愛の 過ぎ去る後に 残るものは いつも 女の乾いた涙 さまよい歩く 迷い子 愛はかげろう つかの間の命 激しいまでに 燃やし続けて 別れはいつも 背中合わせに 人の心を ゆらして 発売日:2006-12-21 歌手:雅夢 作詞:三浦和人 作曲:三浦和人
細めにあけた 障子の窓から 月の光が 忍び込む 裸の肩に あなたが触れれば はげしく闇に すだく虫の声 夜に生まれて 朝には消える あゝ わたし わたし 冬のかげろう あなたの胸に 微睡(まどろ)みながら そっとくちづけ かわしあう 一つの部屋で あなたに寄り添い 住むのはやはり 無理な夢ですか 夜に生まれて 朝には消える あゝ わたし わたし 冬のかげろう ベッドの中に 寂しさ閉じこめ 温(ぬく)めあっても 来る別れ あなたの愛の 炎にやかれて このまま死ねたら あなただけのもの 夜に生まれて 朝には消える あゝ わたし わたし 冬のかげろう 発売日:2010-04-21 歌手:角川博 作詞:たかたかし 作曲:弦哲也
ささげるわ残らず あなただけが生きがい なにを迷うというの その気にさせておいて ぜったいはなさないわ 一人きり かげろうがゆれる街で 白っぽい道がひび割れてたんだ そうよ ひどく離れて 遠くにいるの もう会えないのってつぶやいた ささげるわ残らず あなただけが生きがい なにを選ぶというの 誰にもわたさないわ ぜったいはなさないの 心に紅(べに) 愛の実ひとつぶはじけた にがくてもいいの おろかでもいいの 蝶々のようにこんな頼りない 薄っぺらい羽じゃ足手まといかしら 道路のすみで ちから尽きても 見つけてくれるって信じてる ゆらり街がゆがむ あなたまるでかげろう どこへ行こうというの その気にさせておいて ぜったいはなさないわ あなただけなの 発売日:2007-11-21 歌手:小森霧(谷井あすか)・常月まとい(真田アサミ) 作詞:菊谷知樹・こだまさおり 作曲:菊谷知樹
席の片隅 物想い見てる 独りで 寂しさ 紛らわす グラス傾け 孤独飲みほして 潤んだ瞳が重なった そっと隣に 近づいてみた 髪の香り 甘く絡んで すがりつく 切ない 危険な瞳に 溺れたい 救いたい 守りたい 心を奪われた 真夜中のかげろう 席を立つ君 甘えている声 電話で 気持ちが 揺れてゆく グラス片手に 君に酔えなくて 思わず言葉で傷つけた まるで心を 潰されたよう 笑顔すぐに 消えてゆくのに 悲しみを受けとめて 連れ去りたいのに 見つめたい 奪いたい 愛したい 心を乱された 真夜中のかげろう すがりつく 切ない 危険な瞳に 溺れたい 救いたい 守りたい 心を奪われた 真夜中のかげろう 歌手:岡田淳一 作詞:麗奈 作曲:樋口スバル