幼馴染みのしょうちゃん 今度結婚するんだってさ チクッとさされた 胸の痛みに笑えた 小さな声で「おめでとう」涙が出た 明日友達のちいちゃんと 新幹線に乗って帰る 大好きなバナナも 喉につまる想いがした もう一度「おめでとう」笑って言わなくちゃ 慣れない服と席と匂い 大人びた彼の隣にいるのは背の高い綺麗な人 さっちゃんはね ずっと言えなかった 大好きです、と 言えなかった 目と目が合えばあの頃のように 笑ってくれるかな 転校することが 決まって最初に言ったのは 面倒みてくれた お兄ちゃんみたいなしょうちゃん 背も伸びて身体も 男らしく変わってしまったなぁ でも笑うと目尻が 下がるのだけは変わらない やっぱ言えない「おめでとう」弱虫 ねぇ知ってた?ってちいちゃん 「あなたがいなくなって 一番寂しがってたのはしょうちゃんであなたが初恋の人」 さっちゃんはね ずっと言いたかった 大好きです、と 言いたかった 離ればなれは辛かったけど 君の笑顔 思い出してたよ さっちゃんはね 伝えることができた 本当の気持ち じゃなくておめでとう 彼は笑ってあの頃のように 頭を撫でて「大きくなったなぁ」 それだけで笑えたんだ 発売日:2016-11-23 歌手:ヒグチアイ 作詞:ヒグチアイ 作曲:ヒグチアイ