さよなら。 僕の事が思い出せなくても泣かないでね。 お伽の国の嘘だ。ほんとはすこしだけ泣いてほしい。 午前4時。まだ暗い駅。 僕は始発を待っているところ。 消せないメールだらけ。 携帯を開けば、夢灯り。 願いごとひとつだけで、何処まで行けるのでしょう。 君まで続いているレールが優しく軋んだ。 電車は<記憶行き>です。 あのとき、「またね。」と告げた事。 世界が回りだします。 名残の月も白けた顔だ。 遠くへ連れてけたら、よりかかり笑ってられたかな? 硝子の窓に映る、きらめく光の川。 <君駅>通り過ぎて向かってく、最果ての街。 何故かなぁ、穏やかでさ、 理由(わけ)もなくそれがただ恐いんだ。 振子時計。ネジを飲んで動かしてみせます。 全ての日を越えて、息が止まる時まで忘れない 願いごとひとつだけで、何処まで行けたのでしょう。 君だけ居ないような騒がしいホームに降りた。 送らないメール書いた。 携帯を閉じたら、時明り。 知らない君の目には僕はどんなふうに映るだろう――――――。 発売日:2008-09-24 歌手:Plastic Tree 作詞:有村竜太朗 作曲:有村竜太朗