ここは御国を何百里 離れて遠き満州の 赤い夕日に照らされて 友は野末の石の下 ああ戦いの最中に 隣りに居った此の友の 俄かにはたと倒れしを 我はおもわず駆け寄って 軍律きびしき中なれど これを見捨てて置かりょうか 「しっかりせよ」と抱き起し 仮繃帯も弾丸の中 空しく冷えて魂は くにへ帰ったポケットに 時計ばかりがコチコチと 動いているのも情なや 思いもよらず我一人 不思議に命ながらえて 赤い夕日の満州に 友の塚穴掘ろうとは 発売日:2008-10-01 歌手:青江三奈 作詞:真下飛泉 作曲:三善和気
ここは御国を何百里 離れて遠き満州の 赤い夕日に照らされて 戦友は野末の石の下 思えば悲し昨日まで 眞先駆けて突進し 敵を散々こらしたる 勇士はここに眠れるか ああ戦の最中に 隣に居りしこの戦友の にわかにはたと倒れしを 我は思わず駆け寄りて 軍律厳しき中なれど これを見捨てて置かりょか 確りせよと抱き起し 仮繃帯も弾丸の中 折から起る突貫に 戦友は漸々顔あげて 御国のためだかまわずに 遅れてくれなと目に涙 後に心は残れども 残しちゃならぬこの身体 それじゃ行くよと別れたが 永い別れとなったのか 発売日:2006-09-20 歌手:軍歌 作詞:眞下飛泉 作曲:三善和気
ここは御(お)国を何百里 はなれて遠き満州の 赤い夕日にてらされて 友は野末の石の下 思えば悲し昨日(きのう)まで 真先にかけて突進し 敵をさんざん懲らしたる 勇士はここに眠れるか あゝ戦いの最中に 隣に居ったこの友の にわかにハタと倒れしを 我は思わず駈け寄って 軍律きびしい中なれど これが見捨てて置かりょうか 「しっかりせよ」と抱き起し 仮繃帯も弾丸(たま)の中 折から起る突貫(とっかん)に 友はようよう顔あげて 「お国の為だ かまわずに 遅れてくれな」と目に涙 あとに心は残れども 残しちゃならぬこの身体 「それじゃ行くよ」と別れたが 永(なが)の別れとなったのか 戦いすんで日が暮れて さがしにもどる心では どうぞ生きて居てくれよ 物なと言えと願うたに 空しく冷えて魂は 故郷(くに)へ帰ったポケットに 時計ばかりがコチコチと 動いているも情なや 発売日:2015-08-19 歌手:鶴田浩二 作詞:真下飛泉 作曲:三善和気
会社の宴会で のむ酒は お流れ頂戴 ご返盃 浮かれ踊れも いのちがけ 女房子供にゃ 見せられぬ チョイト一杯のつもりでのんで わかっちゃいるけど やめられねェ 好きな女と のむ酒は しんねりむっつり 四畳半 口に出せない 下心 下手なさのさを うなりだす なんだ なんだ なんだエー ナンダ わたしゃさびしいのよハー 戦友たちと のむ酒は 帰らぬ友を 思い出す 俺のかいなに いだかれて 死んだあいつの あの笑顔 ここはお国の 何百里 友は野末の 石の下 同窓会で のむ酒は 先生も生徒も無礼講 みんな偉そに してるけど 学校時代の ガキの面 仰げば尊し わが師の恩 ナンセンス いざさらば ひとり酒場で のむ酒は 誰に遠慮がいるものか うっぷん晴らしのホラ吹いて あおる二級酒 コップ酒 あおる二級酒 コップ酒 発売日:2005-01-26 歌手:ハナ肇とクレイジーキャッツ 作詞:なかにし礼 作曲:川口真
ここは御国(おくに)を何百里 離れて遠き満州の 赤い夕日に照らされて 友は野末の石の下 思えば悲し昨日まで 真先駆けて突進し 敵を散々こらしたる 勇士はここに眠れるか ああ戦の最中に 隣に居りしこの友の にわかにはたと倒れしを 我は思わず駆け寄りて 軍律厳しき中なれど これを見捨てて置かりょうか 確(しっか)りせよと抱き起し 仮繃帯も弾丸(たま)の中 折から起る突貫に 友は漸々(ようよう)顔あげて 御国(みくに)のためだかまわずに 遅れてくれなと目に涙 後に心は残れども 残しちゃならぬこの身体 それじゃ行くよと別れたが 永の別れとなったのか 永の別れとなったのか 発売日:2010-04-07 歌手:藤田まこと 作詞:真下飛泉 作曲:三善和気