まだお前が小さくて野原を駆けまわって ズボンの膝を破いていつも叱られてた頃 すべてのものは喜びに輝き溢れていたのに そんな遠い昔は唯の夢と言うのかい 素敵な処女の前を素知らぬ顔で通り過ぎ ほこりだらけの帽子を固く握りしめてた 若き学生服の詩人は今では暗い部屋にうずくまり ただ泣き事ばかり並べるだけの毎日さ 人には明日を想えば心ときめく頃がある それが僕等の夢と呼んでいたものなのだろう だけどそれを失くした今はお前のその体を 屈めて奪うことだけが残されたひとつの道さ 発売日:1990-06-21 歌手:愛奴 作詞:浜田省吾 作曲:山崎貴生