夜更けの酒場の みなしごは 淋しさ恋しさ かきまぜて ほろり ほろほろ 呑んでいる あんな男に いつまでも 未練の糸が からむから 酒よ 今夜は ほどいてよ 女はふたりで 居たいのに 男は身軽に なりたくて そして私は またひとり 花を散らした あの夜が まちがいなのか 初(うぶ)なのか 酒よ 今夜は 教えてよ しあわせもどきの 硝子玉 割れても不思議じゃないけれど なんでこの手に 握らせた 春がそこまで 来てるのに 私の胸は 冬のまま 酒よ 今夜は 酔わせてよ 発売日:2010-09-22 歌手:大月みやこ 作詞:池田充男 作曲:伊藤雪彦
雨の水面の 木の葉舟 あれは私 身の上か 浮き沈み 流れゆく 辛い縁の 夢落葉 あなたいつまで かくれんぼ 春が春がそこまで 来てるのに 風に時雨が まじる夜は やめたお酒に 手がのびる 立ち止まる 振り返る いつも心は まよい川 あなた一人に 泣いている 揺れる揺れる灯りも この指も 川は女の うつし絵か 流れ淋しく 身にしみる この命 たどり着く そこはあなたの 胸ですか 夢を一輪 点してる 花が花が散ります 春時雨 発売日:2005-09-21 歌手:真木ことみ 作詞:里村龍一 作曲:叶弦大
今夜限りの この恋ならば せめて朝まで 港宿 ふたつ枕の 時計の針を そっと遅らす 身の細さ あなた待っても いいですか 私飛べない 海峡つばめ 雨が小降りに 晴れてはきても 心どしゃ降り 未練雨 あなた残した 小さな傘が くれた最後の 送りもの あなた乗る船 誰が待つ 泣いてホロホロ 海峡つばめ 渡り鳥さえ いつかは帰る あなたこの海 越えたまま 泣いた分だけ 恋しさ募る 船よ伝えて あの人に 春がそこまで 来てるのに 思い切れない 海峡つばめ 歌手:水木まり 作詞:万城たかし 作曲:鈴木満