夕べはちょいと飲みすぎた 目を覚ますともう夕暮れ時 仕事場があるマンションへ 俺はのろのろ出かけるぜ ドアを開けるとアシスタントの 小僧どもがカリカリやっている 俺は自分のデスクに座り とりあえずまずは一服だ 灰皿の横に手紙が一通 送り主を見ると見覚えある名前 どっかのホステスだろうか 首をかしげて封を切る -手紙- ミドリカワさんお久しぶりです。 いやもう先生と呼ぶべきですね。 お姿いつもテレビや雑誌で拝見させていただいてます。 私のこと覚えてますか? 昔となりに住んでたガールです。 住所が変わったようなので、こちらにお手紙書いてます。 あの頃はまさか先生がこんな偉い漫画家さんに なってしまうなんて… しゃらくせえ なんなんだこの女は 俺を誰だと思ってんだ 「諸君あとは頼んだ 俺は出かけるぞ しっかり働けよ サボると承知しねえぞ」 アシスタント達に俺は叫んで 夜の街へと繰り出した 発売日:2006-02-22 歌手:ミドリカワ書房 作詞:緑川伸一 作曲:緑川伸一