優しいほどの悲劇と 哀しいほどの喜劇 あの日 裏切りを知った あれからね 孤独を望むふりをしては強がり 「見つけられなくていいから」 私は笑顔で君に言った 触れる温もり 知ってるから 体中 君が染み込んでゆくのが まだ怖かった 日が落ちても かくれんぼはまだ続けた 君はね 愛想をつかせもせず 幼い頃感じた 温もりにね とても似ていた 銀色にきらめく粉雪にね 冷たい風の奥に思い出し溢れる 痛いくらい鮮やかな感情を 閉じ込めるように隠した 「見つけられなくていいから」 そんな私を叱って言った 作り笑いは泣き顔より 人を悲しませるものだと 「見つけて ほしかったよずっと」 子供のように泣きついて 弱さと並び ふたつの手がつながったとき 強くなれることを思い出せたよ 発売日:2003-10-15 歌手:愛内里菜 作詞:Rina Aiuchi 作曲:K's letters
履きなれた靴をともだちに 男はひとりで旅にでた なにも持たず 長い道を 歩いてきた ある日 腕時計 巻きすぎて シャツのポケットもほころびで 大事にした ものはみんな こぼれてしまった それでも心は そのとき はてしない空に とても似ていた 履きなれた靴 ただそれだけで どこまでも歩いていく みあげた空は なにもいわない はてしなく広いだけ かわいた風が 吹くときは もう 泣くことはない いつまでも 発売日:2016-04-27 歌手:布施明 作詞:松井五郎 作曲:筒美京平
どこか 遠い街の スタンプを押した 手紙が 今日届いた 青いインクの文字 少し照れた様に 小さく あぁ踊ってる 元気? どんな日々を過ごしてるのかな? はしゃいだ時期 思い出す いつも 一緒だった あの日の二人は 怖いものなんて なかったよね 二人で笑ってた時 いつでも楽しかった 久しぶりに アルバムを開いた 地味な制服が 気に入らなくって 好きな人の 前では 急に 恥ずかしがって いたね そんな所が とても 似ていたから なんにも言わなくても いつでもそばにいたね 大人になって行くのが ほんとは怖かったから 手をつないでないと 泣きそうだった 消えてしまいそうな 揺れる年頃の 二人が元気に 笑ってる アルバムの中 あの頃のまま 二人が元気に 笑ってる 発売日:1993-11-21 歌手:小泉今日子 作詞:小泉今日子 作曲:沖野俊太郎
ふたりはとても似ていたので、恋することはかんたんでした。 ゆめみる日々をとおりすぎて、やがてふたりは思いました。 “この愛をつなぎとめたい 想い出の写真じゃなくて おたがいをゆるしてみたい。 これからの未来はふたりだけが知っているから。” 孤独は誰もおなじなので、逃げ出すほどにみたされない。 愛は傷よりもろいもので、さよならの日が待っていました。 流れる時の残酷さで、涙の意味がわかりました。 愛は傷よりふかいもので、あなたのことを想いました。 “この愛をつなぎとめたい 想い出の痛さを抱いて おたがいをゆるしてみたい。 これからの未来はふたりだけが知っているから。” この愛をつなぎとめたい。 この愛をつなぎとめたい。 これからの未来はふたりだけが知っているから。 ふたりはとても似ていたので、恋することはかんたんでした。 発売日:1999-12-10 歌手:鈴木祥子 作詞:鈴木祥子 作曲:鈴木祥子