パジャマを着たまま ほっぺたにふれると 鏡の中にはビタミン不足の顔 ベッドから足が外にはみだすぐらいに いつの日か少しずつ 大きくなっていた 午後の教室の机の上 いつでも心は眠っていた かべに飾った卒業証書も 今は役には立たないよ 最終の地下鉄待つプラットホームには 一言 言えずに手をふる恋人達 4月の雪に埋もれた花 やがて緑に変わるように サヨナラに沈む心にも いつか勇気が芽生えるはずね この胸にむなしさがこみあげる時も いつまでも風が吹くように歩いてゆけるよ 過ぎ行く一日の速さ哀しむより 時には自分にやさしくなりたい 降り始めた雨も気づかず 地面をじっとみつめてたころ 友達の一人は理想を時も忘れて話してくれた この河の流れが速すぎて 泳げない時は この河の幅が広すぎて 渡れない時は この河を飛べる大きな翼 今はないから こぎ出せるボートを下さい この胸にむなしさがこみあげる時も いつまでも風が吹くように歩いてゆけるよ 一人ではいられないと気づいた時から いつの日にか孤独を力にかえるよ 発売日:2008-10-08 歌手:渡辺美里 作詞:渡辺美里 作曲:小室哲哉