嗚呼 透明なカケラを追いかけてゆくように いつだって笑い合っていた 未来を思い描いていた 見上げた夜空に誓って 過ぎ去る日々の中で 出会いと別れを繰り返し いくつも罪を数えて それでも夢を求めて 瞬きの日々と 通り過ぎゆく時の足音に 気付かない振りをしていた それでも この星は時を告げた 離れた心がまた一つになるように 太陽は最後に全てを溶かすだろう そうやって混ざり合えれば 悲しみの歌は消えてゆくのだろう そうやって一つになれば 小さな歌で満たされるのだろう 時は過ぎ また巡る 星達は輝いて 僕らは いつまでも 見上げた夜空に誓った 嗚呼 透明なカケラを追いかけてゆくように いつだって笑い合っていた 未来を思い描いていた 見上げた夜空に誓って 繰り返す日々の中で 誰もが傷跡隠して 時に 心隠して 一人で泣いた夜があって 目を閉じて 心の奥に小さな、小さな歌を見つけて そうやって人は悲しみを一歩ずつ乗り越えて行くのだろう 嗚呼、透明なカケラを追いかけてゆくように いつだって笑い合っていた 未来を思い描いていた 見上げた夜空に誓って 誰もが一人で見上げた空はきっと きっと きっと 誰もが心に描いた空はきっと きっと きっと たった一つを無くして 手にしたものは 何だろう? たった一つの心に 足りないものは 何だろう? 夜空に浮かんだ小さなカケラは 遠くまで日々を照らす光になった 嗚呼、透明なカケラを追いかけてゆくように いつだって笑い合っていた 未来を思い描いていた 見上げた夜空に誓って 嗚呼、時が過ぎ 最後の日 また出会えるように いつだって笑い合っていた 未来を思い描いていた 見上げた夜空に誓って 発売日:2009-07-29 歌手:ACIDMAN 作詞:大木伸夫 作曲:ACIDMAN
夜に潜る君の姿 帰り道は要らないのだろう 背中を照らす灯りが酷く美しかったな 言葉に迷い俯くのなら 静かにただ触れ合っていよう やがて燃ゆる群青に身を任せてみようか 足りないものは何だろうな 数えればきりがない 過ぎ去る日々は風になって 絶えず季節を揺らしている 嗚呼 いつまでも後悔と愛憎が渦を巻いて この牙の矛先を探し彷徨って歩いている 翡翠の海を眺めては君を思い出した 刹那の優しさが胸を締める 今も 風が散らす花の姿 無垢な荊棘 置き去りの熱 悦に浸る鴉を遠く眺めていたんだ 心を垂らし傷付くのなら 此処ではない何処かへ向かおう 君が想う全てになりたい そう思えたんだ 消えたい夜はどうしようか ひとりじゃ生きられない 醒めない夢は胸に棲んで 未だ命を喰らってる 嗚呼 いつまでも温もりは透明な化けの皮だ 幸せが膨らむ度 夜は爪を研ぎ笑っている にわかな雨に打たれては愛を求めている 陽炎 ひりつく日々を願う 今も 君の歌を歌うのならば どんな言葉が相応しいのだろう ひとつの言葉も要らないと君は言うんだろう 君の歌を歌うのならば どんな言葉が相応しいのだろう 下らない夜の隅っこで温い記憶を辿っている 嗚呼 いつまでも後悔と愛憎が渦を巻いて この牙の矛先を探し彷徨って歩いている 翡翠の海を眺めては君を思い出した 刹那の優しさが胸を締める ただ惑う暮らしに君を想う 今も 発売日:2021-02-03 歌手:須田景凪 作詞:須田景凪 作曲:須田景凪