「ごめんね」言えないまま 遠ざかる瞳 また涙背負う 昨日より重い肩に散る うつろな恋の弱さ 包む雪も今では 切ない別れの浅瀬に積もり消えて行く いつしか青空 あの日の色みたい 眠い目でケンカして他愛もない嘘叱った 明日旅立つけど 別れだけど 春の木漏れ日が きっと 二人の距離 溶かしてくれる 信じていて 最後の言葉を今 静かに思い出せば これでもうさよならじゃないけれど ただ悲しいね 吹きつける風が 遠くあたたかいね そっと頬にすり抜け 別れのときかみしめた 二人 重ね合った 愛のしるし 明日へと刻んで いつかまた会えるよ 抱きしめてね ぬくもりだけ どうか忘れないで ずっと forever your love 歌手:I WiSH 作詞:ai 作曲:nao
そぞろ歩きの 心斎端(しんさいばし)で いとしき君の 面影(かげ)慕う 男心に しみついた たった一度の 思い出を 秘めて大阪 灯(ひ)がともる 好きというのも もどかしかった 千日前(せんにちまえ)の 喫茶店 あの日ソファーに 身を寄せて そっと両手を 添えたとき 君の瞳(ひとみ)も 濡(ぬ)れていた 消えてまたつく ネオンの花が 行きかう人の 肩に散る きっと逢えると 見上げれば 澄んだか細い 淀の月 夜の大阪 灯がともる 発売日:2007-04-11 歌手:春日八郎 作詞:下條ひでと 作曲:西脇功
赤いランプが マストにともりゃ 南京町に 夜がくる お名残惜しいが おさらばさらば 散るよ散る散る 木蓮の花 いとしい人の いとしい人の 肩に散る 月が出ている 外人墓地は 二人の夢が 残る丘 今夜は船出だ おさらばさらば 鳴るよ鳴る鳴る 別れのドラが 淋しかないか 淋しかないか 海つばめ 船は出てゆく メリケン波止場 けむりが白く ただ残る どうか達者で おさらばさらば 散るよ散る散る 五色のテープ いつまた逢える いつまた逢える 恋じゃやら 発売日:2009-10-21 歌手:美空ひばり 作詞:石本美由起 作曲:上原げんと
波止場は昏(く)れて 灯台に 泣いてる影が ただひとつ 二度と逢う日はない女(ひと)の 指の細さよ ぬくもりよ 未練を抱いて 船に乗る 肩に散る散る 別れ雪 運命(さだめ)も薄い 身の上を なぐさめあった 港町 二度と逢う日はない宿の 酒の匂いよ 恋唄よ 人目をさけて つなぐ手を なぜに引きさく 別れ雪 諦(あきら)めきれず ふり向けば 海猫だけが 飛ぶ岬 二度と逢う日はない浜の 蒼い灯りよ 汐鳴(しおな)りよ 心の傷が 道づれの 旅に散る散る 別れ雪 発売日:1998-11-21 歌手:竜鉄也 作詞:横井弘 作曲:竜鉄也
筑波おろしか 赤城の風か 利根の河原で 啼く千鳥 生まれ故郷を 捨てた身に 綱を張るのが 夢ならば 熱い思いは… 抱いたまま 抱いたまま 常州路 (セリフ) 「思い起こせば十年前、一方ならず姐さんに お世話になった、駒形茂兵衛でござんす」 いつか覚えた サイコロふたつ 今じゃしがねえ 三度笠 取手宿場の あびこやで 受けた情の 銭よりも 花のひと色… 肩に散る 肩に散る 旅合羽 (セリフ) 「姐さん、あの銭で、腹一杯…飯を…食いやした」 泥の草鞋で 踏んでは済まぬ 他人が咲かせた 花菖蒲 出来ず終いの 土俵入り せめて見て呉れ お蔦さん 夢も半ばの… この俺の この俺の 恩返し 歌手:宮路オサム 作詞:仲本憲笙 作曲:たもと正
糸川わたって 振りむく坂を わたしは名づけた おんな坂 見えてくるのよ 振りむくたびに 陰でささえた 人生が 苦労をこえた 肩に散る 梅の香りがあたたかい あなたの命に つかまりながら 大船 横浜 かりの宿 傷の痛みも なみだの味も わかる女に なりました ぬくもり深いふところに 泣きに来なさい 辛らければ 人目を気にせず 日向の街を 歩けるしあわせ 身にしみる 邪魔でなければ つぎの世までも つれて行ってね 頼みます 初島 うかぶ 海を見て きょうもあなたと 二人連れ 発売日:1999-02-24 歌手:泉ちどり 作詞:池田充男 作曲:野崎真一
雪より白い やわ肌の けもののような 血が哀し 百日ぶりの 嬉しさに 書物(ほん)をかさねて 恋まくら やがては崩れる 書斎(へや)のすみ すがるま昼の みだれ髪 今さら道徳(みち)を 説かれても 両手で耳を ふさぎます 誰かにあなた 迷うなら 毒をからめた 蜜をぬり くちびる合わせて 添寝する ついて行きたい どこまでも 見送る肩に 散る花の 夜風にはらり 名残り紅 罪の子抱いた はたち妻 惜しむ別れを 枝折戸(しおりど)が ふたりとひとりを 切り離す 心もつれる みだれ髪 発売日:2006-06-21 歌手:大石まどか 作詞:土田有紀 作曲:弦哲也
そぞろ歩きの 心斎橋で いとしい君の 面影(かげ)慕う 男ごころに しみついた たった一度の 思い出を 秘めて大阪 灯がともる 好きと言うのも もどかしかった 千日前の 喫茶店 あの日ソファーに 身を寄せて そっと両手を 添えた時 君の瞳も 濡れていた 消えてまたつく ネオンの花が 行きかう人の 肩に散る きっと逢えると 見上げれば 澄んだか細い 淀の月 夜の大阪 灯がともる 発売日:2019-09-11 歌手:石塚ひろし 作詞:四方章人 作曲:新條カオル