閉じかけた瞳に 偽りを映して 絡み合う運命は 過ちに灼かれて 目を伏せ祈りを捧げる 深く蒼き闇の中で 跪く者の握り締めた手に 刻まれた聖痕のように 禍神の凍てつく瞳よ 血の泪は渇くことなく 夜を抱き陽を覆い ひらかれた果てなき顎 ひるがえる幼き羽音よ 吹きゆく風の名を包んで 彼方へと運びゆく 届かぬ祈りと知っても それでも人は謳うだろう 抗ういのちの叫びを 瞬いた刃の軌跡よ 血の遺言は絶えることなく 夜を描き陽をとらえ 刺し貫く炎の矢 色あせた古き言の葉よ 過ぎ去りし刻を繰りたたね 永久に伝えゆく 叶わぬ契りとなっても それでも人は描くだろう 潰えぬいのちの焔を 発売日:2011-11-30 歌手:みとせのりこ 作詞:青木香苗 作曲:阿知波大輔