失ったものばかり 押しあう人の波 憧れが優しさが 心を蝕む 捨ててしまえ すべてをやめてしまえばいい まぶしい太陽は傷跡を照らしている 哀しい記憶だけが増えてゆく 可能性を欠くたび 絶望して 涙を堪えよう 夢なんてもう 見ちゃいけないの あなたをただ愛して ただそれだけで生きてゆける あなただけに必要とされたら本当は それでかまわなかった 隣にいる誰もかも 偉くみえてしょうがない 救われない 魂は 他人の不幸を願う 裏切られた昨日も 話してしまえば笑いごとになる 思うようにならない 未来もこの世も何もかも あなたをただ愛して ただそれだけで生きてゆける 海の底にひとりいるみたい この声はもう届かない 忘れられるものならば 最初から好きになったりしない 私だけが忘れられてゆく 世界から取り残されてゆく あなたをただ愛して ただそれだけで生きてゆける 真っ逆様に堕ちてゆく 気持ちをこれ以上 支えきれない 最後の笑顔を胸に噛みしめた もう一度ふり向いて抱きしめて 真っ逆様に堕ちてゆく 気持ちをこれ以上 支えきれない 発売日:1997-12-10 歌手:秋吉契里 作詞:秋吉契里 作曲:秋吉契里
悲しみばかり見えるから この目をつぶすナイフがほしい そしたら闇の中から 明日が見えるだろうか 限り知れない痛みの中で 友情だけが 見えるだろうか 企みばかり 響くから この耳ふさぐ海へ帰るよ 言葉を忘れた魚たち 笑えよ 私の言葉を 終わり知れない寒さの中で 友情さえも 失っている この世見据えて笑うほど 冷たい悟りもまだ持てず この世望んで 走るほど 心の荷物は軽くない 救われない魂は 傷ついた自分のことじゃなく 救われない魂は 傷つけ返そうとしている自分だ 一番欲しいものは何ンですか 命賭けても守るものは何ンですか 時代という名の諦めが 心という名の橋を呑み込んでゆくよ 道の彼方にみかけるものは すべて獲物か 泥棒ですか この世見据えて笑うほど 冷たい悟りもまだ持てず この世望んで 走るほど 心の荷物は軽くない 救われない魂は 傷ついた自分のことじゃなく 救われない魂は 傷つけ返そうとしている自分だ 自由に歩いてゆくのなら ひとりがいい そのくせ今夜も ひとの戸口で眠る 頼れるものは どこにある 頼られるのが嫌いな 獣たち 背中にかくした ナイフの意味を 問わないことが友情だろうか この世見据えて笑うほど 冷たい悟りもまだ持てず この世望んで 走るほど 心の荷物は軽くない 救われない魂は 傷ついた自分のことじゃなく 救われない魂は 傷つけ返そうとしている自分だ 発売日:2001-04-18 歌手:中島みゆき 作詞:中島みゆき 作曲:中島みゆき