灰の歌 才能不在 哀悼弔い 常磐線下りのホーム 電線にとまるカラスの憂鬱 それを見ている彼女が抱える笑い飛ばせない 日々の 憂鬱 毎日同じ繰り返しだけどもう子供じゃないんだから 去った物は追いかけず 過ぎたことは振り返らず 間違ってる気もするけど きっとしょうがないわ 夢を見て 上京した 少年の長い髪が 都市のビル風に揺れている それを彼女は見てる 見てる カラスの目玉で見てる 見てる 灰の歌 才能不在 哀悼弔い ここがどこかなんて分からない 冷めた嘲笑が気に食わない あれはアレイの白色矮星 それで僕は燃やされてしまいたい いっその事灰になって 風に吹かれて消えてしまえ 鍵をかけた部屋に篭って 燃え尽きるも何もありゃしねぇ オレンジ色のマンションの ベランダで親子が笑ってた きっと明日もいいことが 起こると信じて疑わない そんな響きの声だから 僕らの胸は張り裂けた 遠くに雨雲 明日はきっと雨だから 楽しくないけど笑ってみた それでも僕等空っぽだから 今すぐ何かを始めなくちゃ それなら僕は歌を歌うよ 好きな歌を歌う 好きな歌を歌う 好きな歌を歌う 灰の歌 才能不在 哀悼弔い なによりも普通を望んでた少年期の自意識の屋根裏 「人に嫌われたくなかった」 そんな名前のポスターで部屋は真っ暗 いったい僕はなんになれる って結局何者でもありゃしねぇ 青春の残り火みたいな 夜露をすすって今日も生きる アメリカの映画みたいな ハッピーエンドは来なかった 結局僕は僕だから 結局今日は今日だった 明日を変えられる力が 僕らにはあるはずだった テレビはいつものバラエティー 少し笑えた 悲しくないけど涙落ちた いつでも僕等空っぽだから 今すぐ何かを始めなくちゃ それなら僕は歌を歌うよ 好きな歌を歌う 好きな歌を歌う 好きな歌を歌う 生きたくないけど生き残った 彼女は今日も空っぽだから 今すぐ何かを伝えなくちゃ それなら僕は歌を歌うよ 夢とかないけど歌ってみた 結局全部ゴミ屑だから 今すぐ何かを遺さなくちゃ それなら僕は歌を歌うよ 好きな歌を歌う 好きな歌を歌う 好きな歌を歌う 発売日:2011-11-16 歌手:amazarashi 作詞:秋田ひろむ 作曲:秋田ひろむ