0から1へ物語は進む いつからか途絶えた応答 遠い星まで届くのだろうか これは或る交信の記録 街には飛び交う 目に見えない信号 かつてそれを感情と呼んだ 声を失くした僕らの頭上を 等速度で駆け巡る 微弱な振動 選ばれた僕らじゃないとしても 君が名を呼んでくれるなら 繋いだ記号 ほら 何度でも 応答するよ その声だけを頼りに ラジオが告げる 遠い星の悲報 燃える街 逃げ惑う人 僕にはまるで作り話の様で 胸が痛む ただそれだけ またひとつ 願いは墜えて掛ける星も無い この手で守れるものはあるか 衛星が僕らを遠ざけて どれほどまで近付いても 鳴り響いた音 SOS 助けを呼ぶ その声を今辿って 互いの座標を確かめ合って その距離を初めて知る 離れていくほど思いは募ること 君の手に触れて知ったよ …−−−… 微かでも多くの信号が 君の胸で煌めいている そのすべてじゃ足りないものを この声ならば伝えられると 選ばれた僕らじゃないとしても まだ君の声が聴こえるよ 束ねた記号 ほら 何度でも 通信機などかなぐり捨てて 託された今日 醒めない明日へ この声ならば 君とならば行ける ずっと 距離が離れたって きっとそばに ・−・−・− 交信を終わる 発売日:2016-11-09 歌手:Halo at 四畳半 作詞:渡井翔汰 作曲:渡井翔汰