少女の歌に耳を傾けたの歌が含まれ

零れる砂のアリア 第二楽章 邂逅-霜月はるか

西の森の奥、女神の木の近く

奇跡の『うた』を歌う少女が暮らす村

村人達は、少女の『うた』を褒め称えた

けれど、少女は自分の歌が嫌いだった

誰のためでもなく、役目のためだけに歌う日々

そんな毎日の繰り返しから逃げるように、

少女はこっそりと村の外へ抜け出し

そして、倒れている少年を見つけた

FEL FERY SHERIA. SHERIA ENDY FEL

(光を感じ、朝が訪れた)

森の奥深く 木漏れ日が彩る

古き隠れ里 歌声を守る村へ

FEL FERY FELIA SE SHERIA SYUO.

(けれど、心には影が射す…)

迷う少年に 微笑んだ少女は

光灯すARIA 鮮やかに紡いだ

日が暮れても帰らない 貴方は独り

戻る家もないと云った

それなら ねえ…

ここで暮らそう どんな未来も

女神の大樹に祈るのなら 叶えてくれる

貴方の笑顔見られるように 私は歌うよ

ARIA OLRY NELARIA.

(女神の希いなど、欺瞞ばかりだと)

FEL FIRY SIO.

(僕はそれを知っていた)

草笛の音色は お祭りの始まり

森の恵みを讃え 奏でられるARIA

花の髪飾りを 幾つ編み込んでも

心の憂いまでは 隠しきれなくて

俯いた少女に 少年は尋ねた

“WIO WEL SARY?”

(どうしたの?)

“FEL NEL ORLY SYUO SAR WEL...”

(本当は歌いたくないけれど、貴方のために…)

影ばかりを追いかけ

過去ばかりを思い出していた少年は

少女の歌に耳を傾けた

“私の「うた」には足りないものがある”

祭りの輪を外れて

独り、少女の言葉を思い出す

心に沈んでゆく闇と

空から降る光の狭間に揺れながら

彼は、少女を迎えに行った

FEL FERY FELIA, FAZAR WORY...

(癒やせない傷の跡…)

OL SERIA ORY NELAU.

(涙とは過去ばかりを振り返るもの)

ここで貴方と出逢えた運命(こと)が

足りないもの満たしてゆく

想いのままに言葉にしたら

貴方はやっと 私に笑いかけた

隠さないで その心を

想いのままに伝えてゆこう

今日も明日も 私は歌うよ

WEL ARY, FEL YUERY RAF ORIA NEO SYUA.

(悪夢を遠ざける君を、その歌声を)

SIO SIE TEAR FAO, FEL OLRY NEL WORY.

(この綺麗な場所を失いたくない)

FEL OLRY SIO…

(そう、願ってみる…)

発売日:2012-04-25

歌手:霜月はるか

作詞:日山尚

作曲:MANYO