あの娘 あなたを好きっていったわ 自信たっぷりに笑ってた 心配性だねってあきれ顔 なんにもわかっていないのね あの娘 あなたにベタベタしすぎる あなたを名前でよんでた 気にしすぎだよって笑うけど 女のカンはするどいの 涙こぼれて Lonely ホントは好きよ Only あなたをぶった手が悲しいわ ワガママなのはわかってたけど でもやさしさに甘えちゃう いつもいけないのは私ね ひとりの時間(とき)は長すぎる 涙こぼれて Lonely ホントは好きよ Only 強がりいっちゃう口がキライよ Tic Tac 時間(じかん)だけがすぎてゆく 仲直りできない いくじなしの夜 素直になれない いくじなしの夜 涙こぼれて lonely ホントは好きよ Only あなたに……会いたい あなたに……会いたい 発売日:2004-12-22 歌手:石野陽子 作詞:飯塚修子 作曲:あらい舞
フェティシストの兄はいくじなし フェティシストの兄はいくじなし それでも僕の姉さんと恋におちました フェティシストの姉はかわいくて フェティシストの姉はかわいくて それでも根性なし男と恋におちました 僕の姉さんは美しかったが若くして死んだ 姉は美しかったが、いかれていた フェティシストだった 空模様の気嫌の悪い日には 夕暮れまで近所をうろつきまわった 葬式の夜 姉さんの恋人と称する男がやって来て 僕に言った「ケンジ君 これからは僕を兄さんだと思ってくれ」 その夜、兄さんは僕の手を握ってこう言った 「君の姉さんとは理解し合っていたよ」 やがて彼は感極まったのかポロポロと涙を流し始めた 僕の手を握りながら、涙を流し始めた その手は妙に暖かく僕はちょっといやだなァと思っていた それからしばらくして兄さんは僕の家に遊びに来るようになった 遊びに来るというのは言い訳で僕に金をせびりに来るのであった 「ケンジ君 ちょっと都合してくれないか、 悪い友人にひっかかってしまってねぇ」などと言いつつ その日も僕の手から金を受けとり 兄さんはテレた笑いを浮かべていたが、 ふいに真顔になって僕に言った「ケンジ君二人で旅に出よう どこか遠い旅に出よう 見たこともない国の風に吹かれたら 姉さんの事なんかすぐに忘れられるだろう のんびり暮そう あまり金にはならないかも知れないけれど まっとうに生きるということはそーいうことなんだなァ」 結局二人でアンテナを売りながら旅を始めた テレビもないような村でもうれしそうに買ってくれて 「ありがたい」とまで言ってくれた 僕も何だか気分がよかった アンテナは飛ぶように売れて 僕たちはお金持ちになった それはいい気分だった 一日中ニコニコして暮らした そんなある日 僕は生き倒れの女の人を見た その人は心なしか姉さんに似ていて 気にはなったが 助けずに通りすぎてしまった 次の日 結局その人は死んだと聞いた その話をすると兄さんは僕を怒鳴りつけた 「ケンジ君!ケンジ君!僕はそんな男に教育した覚えはない 姉さんだってあの世で悲しんでいるはずだ ケンジ君!このいくじなしが!いくじなしが!この根性なしが!」 僕と兄さんは鉄棒が好きだった 小学校の校庭開放にいって 二人で鉄棒でグルグルと回った グルグル回っていると いやな事や姉さんの事なんかは 不思議と忘れてしまえるのだった 回りながら兄さんは僕に言った「ケンジ君なんだか気持ちがよいねぇ」 「なんだかとっても気持ちがいいですねぇ」グルグルグルグル……… グルグル回りながら兄さんはこう言った 「ケンジ君!ケンジ君!今思うと君の そして僕の姉さんの事は とてもいい思い出だったよねぇ」 兄さん!兄さん!いくじなしの兄さん! 僕は君と姉さんを脳髄は人間の中の迷宮であるという 観点からあえて許そう だから兄さん どんなにたくさんの人がバカにしても 君たちはフェティシストであり続けてほしい 兄さん 聞いているのか? 兄さん 聞いているのか? しかし その後兄はしがないアンテナ売りで一生を終えた このいくじなしが………… 発売日:1992-03-21 歌手:筋肉少女帯 作詞:大槻ケンヂ 作曲:筋肉少女帯・斉藤清二
Bye Bye いくじなし Bye Bye いくじなしのあいつは いつでも 誰も来ない浜辺で 息をぬく 久しぶりだな 海に来たのは ひとりぼっちのあいつは なんだか 自分でしゃべった事が こわくて 友達みたいな フリをするだけさ もう かまわないでくれ ぼくには Oh 一人でも 出来たかもしれない 口先だけじゃ 海を越えられないのさ ひがみ根性の海は 今夜も 子供みたいなあいつを 舟に乗せ 嫉妬深い夜に さそいこむだけさ もう 忘れてくれ ぼくのことは Oh 一人でも そのうち出来るだろう コテ先だけじゃ 何も変えられないのさ 口先だけじゃ 退屈でしょうがない いくじなしのあいつは いつでも 雨あがりの水たまり 見ただけで 荒れ狂う海に おびえちゃうほどさ Bye Bye いくじなし Bye Bye Bye Bye ひとりぼっち Bye Bye Bye Bye いくじなし Bye Bye Bye Bye ひとりぼっち Bye Bye Bye Bye いくじなし Bye Bye Bye Bye 発売日:2006-01-25 歌手:忌野清志郎&2・3' S 作詞:忌野清志郎 作曲:忌野清志郎
ときどき 君と目と目合う ドキドキ 僕は目をそらす 恋かなぁ? これが 痛いんだ 君が魔法の薬だよ もじもじしてる時間はないよ 急がなきゃ 届け 届け 僕の気持ち 走れ 走れ いくじなしーっ! 今日も 「君が好き」が なぜか言えず 「また明日ね。」 うきうき 君が横を歩く ズキズキ 僕の胸が鳴る 嫌いになんて なれないよ 目を閉じたって君がいる 放課後の窓 眺めて夕陽 情けない 届け 届け 僕の気持ち つかめ つかめ 君の手を そうさ 夢の中じゃ 勇気 出して 連れ去ってたのに 好きさ 好きさ 言えないなら そっと 胸に しまおうかな あぁ いくじなしは 今日も 歌えないよー! 届け 届け 僕の気持ち 走れ 走れ いくじなしーっ! なぜか 「君が好き」が 「お早う。」、「また明日ね。」 進め 進もう! 僕の気持ち つかめ つかめ 君の影 今度こそ重ね合わせ話そう こっち向いて 大好きな君は このドアの向こう 夢の中ではね、見つめあえてた LOVE U. 発売日:2015-03-11 歌手:さくらしめじ 作詞:矢島直樹 作曲:川上真樹
初心(うぶ)な男(あなた)に 死ぬ気で惚れて 夏の夜空に 遠花火(とおはなび) 背中が痒(かゆ)いと 浴衣の衿(えり)に その手借りても 気付かない ほんに貴男(あなた)は ほんに貴男(あなた)は 唐変木(とうへんぼく)の いくじなし いくじなし 「君の為なら 捨てるよ夢も」 甘い言葉に ほだされて 優しいだけでは 生きてはゆけぬ 全て無くした この私 ほんに貴男(あなた)は ほんに貴男(あなた)は 唐変木(とうへんぼく)の いくじなし いくじなし 酔ったふりして 甘えて焦(じ)れた 冬の夜道に 残る雪 滑った足元 支えてくれて 送り届ける 野暮(やぼ)ったさ ほんに貴男(あなた)は ほんに貴男(あなた)は 唐変木(とうへんぼく)の いくじなし いくじなし 発売日:2015-01-21 歌手:山崎ていじ 作詞:さわだすずこ 作曲:弦哲也
いくじなし ぶってでも 私をひきとめてほしかった いくじなし 抱きすくめ どこへもやらないと云わせたかった やるせない瞳のままで しあわせを祈るなんて ありふれた きれいごと 誰がのぞんでいたの あなたが悪い いくじなし いくじなし 今だから あなたのまごころが見たかった いくじなし 二人には 別れはないのだと泣かせたかった こんな時 二枚目ぶって 見送ってくれるなんて 場違いな空(から)いばり これで最後になるわ あなたが悪い いくじなし やるせない瞳のままで しあわせを祈るなんて ありふれた きれいごと 誰がのぞんでいたの あなたが悪い いくじなし いくじなし 発売日:1988-08-25 歌手:五木ひろし 作詞:阿久悠 作曲:三木たかし
ダメね私って また泣いている 今夜も涙が 止まらない イヤね私って また欲しがってる あなたの肌の ぬくもりを いくじなし 私いくじなし あなたを忘れて しまえない いくじなし 私いくじなし つれないあなたを 憎めない ダメね私って また待っている あなたが帰って 来る時を イヤね私って また夢見ている も一度二人 暮らせる日 いくじなし 私いくじなし あなたの噂を 気にしてる いくじなし 私いくじなし あなたの匂いを 恋しがる いくじなし 私いくじなし あなたを忘れて しまえない いくじなし 私いくじなし つれないあなたを 憎めない 発売日:2019-10-23 歌手:丘みどり 作詞:大谷明裕 作曲:鈴木紀代
ひそやかなためいき 小さくひとつ ひそやかな花の香に 小さくきえた 君のその手は とてもつめたいけど なにもいわずに ぼくにあずけて 見つめていようよ 白いくちなしの花 ひそやかなはじらい かすかにひとつ ひそやかな花かげに かすかにだいた ぼくの心に 鐘がなってる なにもいわずに いついつまでも 見つめていようよ 白いくちなしの花 ひそやかなまなざし やさしくひとつ ひそやかな花びらに やさしくゆれた 君のその目は 夜霧にぬれたけど なにもいわずに そっとよりそい 見つめていようよ 白いくちなしの花 発売日:1997-05-21 歌手:舟木一夫 作詞:万里村ゆき子 作曲:万里村ゆき子
つらさ淋しさ 分け合いながら お酒がのめたら いいねと笑う くちなしの白い花 くちなしの白い花 荒れたその手を かくす奴 幸せあげたい この俺が 酔えばほんのり 目許を染めて 無邪気にもたれる 可愛いおまえ くちなしの白い花 くちなしの白い花 甘い香りの 黒髪に 心ふるわす 夏の夜 くちなしの白い花 くちなしの白い花 雨に咲く花 白い花 守ってあげたい この俺が 発売日:2016-07-06 歌手:谷龍介 作詞:三正和実 作曲:岡千秋
雨に降られて 匂うのは おまえの哀しみ くちなしの花 帰ってきたよ もう離さない 待たせた愛も 命もやろう 果たせぬままの あの約束も きれいばかりじゃ 渡れない 世間に戸惑い それでも生きた 恨んでいたろ 泣き暮らしたろ たまった埃(ほこり) 叩いて捨てて これからふたり さあ出直そう 何がのぞみと 目を見れば ふたりでいれたら いいのと微笑(わら)う わかっているよ もう離さない 叶わぬ夢を 叶えにいこう くちなしの雨が ほら温かい 発売日:2014-03-05 歌手:竹島宏 作詞:久仁京介 作曲:弦哲也