雨にぬれても 逢いたい思い なんで指さす 噂する 今宵田原の 恋しぐれ 情あるなら この肩に 着せておくれよ かくれみの 雨は降る降る人馬は濡れる 越すに越されぬ田原坂。 人目しのんで 切ない思い 雨も泣いてる 合戦情 昔なごりの 碑(いしぶみ)に 祈る私の 恋の道 越すに越せない 坂ばかり 心ぬらすな虫の音しぐれ ここは田原の古戦場。 好きなあなたに 添いたい思い 胸に面影 抱きしめる 草のしとねに 泣く虫の 声もあわれな 田原坂 夢も儚い 恋ひとつ 発売日:2000-08-23 歌手:天津羽衣 作詞:山手みどり 作曲:村沢良介
生まれ火の国 あとにして たどる炎の 歌の道 親のこころを 胸に抱き 越える苦労の 幾山河(いくやまかわ)よ 演歌一節 アンアアンアンアン きかせます 雨は降る降る 陣羽は濡れる 越すに越されぬ 田原坂 海は不知火 燃える波 夢をゆさぶる 阿蘇の山 花も嵐も くぐりぬけ 恋のつらさは この身の艶(つや)に 歌は真実(まこと)の アンアアンアンアン 亜矢節さ 肥後のもっこす ご贔屓(ひいき)に 声も千両の 晴れ舞台 人の情けを ふところに 音頭とる手に 桜も咲いて 演歌一筋 アンアアンアンアン たのみます 発売日:2011-10-19 歌手:島津亜矢 作詞:新本創子 作曲:三島大輔
雨は降る降る 人馬(じんば)は濡れる 越すに越されぬ 田原坂(たばるざか) 心濡らすな 虫の音(ね)時雨 ここは田原の 古戦場 退(ひ)くに退かれぬ 田原の瞼(けん)は 男涙の 小夜嵐(さよあらし) 田原坂なら 昔が恋し 男同士の 夢の跡 春は桜よ 秋ならもみじ 夢も田原の 草枕 発売日:2014-11-26 歌手:池田輝郎 作詞:熊本県民謡 作曲:熊本県民謡
雨は降る降る じんばはぬれる 越すに越されぬ 田原坂 明日の日本を 創るため 丸に十(じゅ)の字の 藩旗をかかげ 薩摩隼人が 打って出る 同胞(はらから)たちを まきこんで だれが戦を したかろう あ〜 若者よ 許してくれと 西郷隆盛 男泣き 小野小町の ふるさとよ 小野の泉水 湧き出る処 お湯と縁が 国じまん 田原の坂の 激戦は 勝つも負けるも 時の運 あ〜 雨空を 見上げるギョロ目 西郷隆盛 何想う 男同志の 夢かけて 続く戦い 十七昼夜 泥にまみれた 薩摩軍 多勢に無勢 弾丸(たま)も無し 今は これまで いさぎよく あ〜 雨の中 田原よさらば 西郷隆盛 男意地 「晋どん もうこの辺で よかばい」 発売日:2001-10-24 歌手:歌川二三子 作詞:歌川二三子 作曲:くにひろし
雨は降る降る 人馬は濡れる 憎い矢弾に 血がしぶく 友は傷付き 捨てては置けず 越すに越されぬ 田原坂 孤軍奮闘破囲還 一百里程塁壁間 吾剣己摧吾馬斃 秋風埋骨故郷山 薩摩隼人は 死すとも退かぬ 右手に血刀 みだれがみ 花の顔 口一文字 散るも覚悟の 美少年 勝てば官軍 負ければ賊よ 雨は血の雨 涙あめ 残る砦も 城山一つ 男泣きする 田原坂 発売日:1994-11-01 歌手:神楽坂はん子 作詞:野村俊夫 作曲:古賀政男
阿蘇は火の山 空の涯 なにを祈って 吐く煙 遠い神代の 愛の詩 耶馬台の国に 流れてる 流れてる ふるさとよ 球磨のしぶきに 泣きながら 古城にひとり きみ憶う 落ち行く先は 九州の 相良さみしや 霧がわく 霧がわく ふるさとよ 風よ吹け吹け 雲よ飛べ 越すに越されぬ 田原坂 仰げば光る 天守閣 涙をためて ふりかえる ふりかえる ふるさとよ 発売日:2001-03-16 歌手:ばってん荒川 作詞:中沢昭二 作曲:岩代浩一