気の早い半袖を通り抜ける5月の風 細い僕の左手は ここ最近カッコイイ 君がくれた四角いアンティークの腕時計 誕生日でもクリスマスでもないから余計嬉しい 放っておいたら針は止まってしまう ねじを休まず巻くように君を想うよ 服の趣味も冴えない僕に 似合うかちょっぴり心配だけど お金なんかじゃ買えない 「君」というブランドの腕時計 何十年昔のこの時計の持ち主が 君と僕を近付ける魔法でもかけたよう 自販機のジュースが全部冷たいのに変わった そんなふうに君の心を変えられはしないけど 君の心の針がいつか止まっても それでも僕は休まずにねじを巻くだろう 人を愛す本当の意味を君に出会えて教えられたよ まだ馴染まない腕時計 耳に当て瞳閉じてみる 音も変えず ずれもせずに チクタク、チクタク、幸せを刻む 初夏の陽射しが焦がしては左腕に残す時計の跡 もうすぐ君の大好きな 紫陽花の咲く季節だね 発売日:2005-04-20 歌手:navy&ivory 作詞:吾郷水木生 作曲:吾郷水木生