右に若狭の海を見て 宮津すぎれば 丹後半島 あなた忘れて生きるには 強いこころが ほしいと思う 秋から冬へ 日本海 女のなげきか ひゅるる ひゅるる 風が鳴る 伊根の舟屋は海の中 泊 本庄 人の影もない 二度とあなたにもどらない きめた女の ひとりの旅よ 秋から冬へ 日本海 女をためすか ひゅるる ひゅるる 風が鳴る 雨とおもえば 陽がさして やがて みぞれに そして雪になる 空はうらにし 荒模様 未練ひとつの 迷いでしょうか 秋から冬へと 日本海 女のこころに ひゅるる ひゅるる 風が鳴る 発売日:1996-05-21 歌手:松原のぶえ 作詞:たかたかし 作曲:弦哲也
ざんざざんざと 浪が散る ひゅるるひゅるると 風が泣く 岬越前 日本海 はぐれ鴎か 俺はひとり旅 灯りともした 花街で 赤い蛇の目の 女を見た しのぶおまえの 面影よ 宵の金沢 細雪(さゝめゆき)が舞う ホタテ肴(さかな)の 熱爛が じんとしみたぜ 輪島では 酔ってうつろに 見る地図の 魚津 直江津 あとは夢ん中 おけさ踊りで 俺を待つ 佐渡は荒海 なさけ島 一と夜添寝の ぬくもりを 抱いて夜明けの わかれ船にのる 宿にころがり まくら酒 汽車にゆられて 憂(うれ)い酒 ながれ男が 目になみだ 男鹿の彼方に 赤い陽がしずむ だれが願いを かけたやら 化粧地蔵(けしょうぢぞう)に 花一輪 歌もせつない 十三湖(じゅうさんこ) 旅の終りが 果てがもう近い 津軽海峡 竜飛崎 沖で夜どおし 呼ぶ霧笛 海も明日は 晴れるだろ さらば乾杯 俺の日本海 歌手:坂本冬美 作詞:池田充男 作曲:猪俣公章
夢からさめればガス灯が 花を咲かせる暗い空 異人祭りにもまれて酔って どうせ異人になれもせず らしゃめん衣装が風に鳴る ひゅるる ひゅるる ひゅるるる…… 肌が寒いよ めりけん桟橋 かもめのむくろを抱きしめりゃ 染めた髪の毛風に散る だいておくれよ あたいもむくろ どうせこの世の つまはじき らしゃめん衣裳がまといつく ひゅるる ひゅるる ひゅるるる…… なんでにぎわう めりけん桟橋 あゝ……… あゝ……… あゝ……… ひゅるる ひゅるる ひゅるるる……・ 肌が寒いよ めりけん桟橋 ひゅるる ひゅるる ひゅるる……… 発売日:2016-07-20 歌手:夏樹陽子 作詞:杉紀彦 作曲:宇崎竜童
別れつらさを 涙につつむ 豊予海峡 風と波 ひゅるる ひゅるると泣く声を 遠いあなたが 聞いたなら 私に帰ってくれるでしょうか バカね 女の悲しい 未練 別府航路の連絡船は 愛の傷あと 引きずって 伊予か神戸にいると言う 噂追いかけ ひとり旅 かもめ相手に 淋しさかくす バカね いまさら 涙が燃えて 潮の流れの 激しさひとつ あればあなたと 別れない 豊後ふるさと 捨てきれず 船のデッキに立ちつくす 恋のともづな 断ち切りながら バカね 想いが また 打ち返えす 歌手:西村妃都美 作詞:結城忍 作曲:松浦孝之
越後はつついし 親不知(おやしらず) はるかな波間に 日が沈む ひゅるる ひゅるる 寒い風が 吹くだけ あなたと旅した思い出を たずねて ここまできたけれど ひゅるる ひゅるる 夜の海が 鳴るだけ こんなに愛しても 心がとどかない これから私は どうすればいいのでしょうか 東へむかえば 糸魚川(いといがわ) 直江津(なおえつ)あたりで 雪になる ゆらり ゆらり 遠い灯り 揺れてる むかしの瞽女(ごぜ)なら 迷わずに 信じて 歩いていくでしょう ゆらり ゆらり わたし 明日(あす)が見えない こんなに愛しても 心がとどかない これから私は どうすればいいのでしょうか こんなに愛しても 心がとどかない これから私は どうすればいいのでしょうか 発売日:2007-06-27 歌手:倍賞千恵子 作詞:五木寛之 作曲:小六禮次郎
流れ星が一つ消えて 夜の闇が深くなった アスファルトはジャングルだよ 飢えたけものばかり歩く ひとり歩きの 女の子には 危険いっぱい 闇夜にご用心 HELP ME DRAGON 黒い影が一つ二つ 靴の音がカタリカタリ 臭い酒の息をかけて 悪い奴が肩を叩く 映画だったら こんな場面に きっと誰かが 助けに来るのに HELP ME DRAGON 何するの馬鹿なことはやめて 肩にさわらないで 大声で叫ぶわよ 助けを呼ぶわよ 助けてよ ドラゴン 助けてよ ドラゴン 頼りになるのはあなただけ 稲妻みたいに駈けて来て 目のさめる早技で 奴らをやっつけて お嬢さん お待ちどう 安心してなさい HELP ME DRAGON 風の音がひゅるるひゅるる 秋の枯葉通り過ぎて 飢えた獣たちが迫る どこもここも行きどまりよ 足はふるえる 汗は流れる 声はかすれる どうにも出来ない HELP ME DRAGON 何するの馬鹿なことはやめて 肩にさわらないで 大声で叫ぶわよ 助けを呼ぶわよ 助けてよ ドラゴン 助けてよ ドラゴン 群がる男がバタバタと 舗道にたおれたその中に 夢にみたあのひとが スックと立っている お嬢さん 夜遊びは 今日からおよしなさい COME BACK DRAGON 歌手:ピンク・レディー 作詞:阿久悠 作曲:都倉俊一
ひゅるる ひゅるる 風がゆっくり 頬をなでてく ざざざ ざざざ 雨が 降り出す前の 匂いが好き この頃ちょっとあなた 冷たくなった気がする だから傘がないの なんて嘘をついた 雨の音は 蜜蜂の ささやきのよう 悲しくて さみしくて 笑っちゃう 金と 銀と 光のかけら 街を泳いでる ひとつ ふたつ みっつ 今度の傘が あなただったら わがままだなってさ そう思うけど けどね たぶん今 雨が世界中で降り出した 雨上がり ずぶぬれの あなたが来る 晴れた空 傘さして 帰りましょ 出会った 頃の 遠い口笛 胸に吹いてる シンと 響き 渡る あなたの気持ち 近く思う ごめんなさいってね 言わなくちゃねちゃんと 涙ひとつ 落ちたら いつか雨が上がっていた 待たせたねって ずぶぬれの あなたが来る 晴れた空 傘さして 帰りましょ 発売日:1997-06-28 歌手:松たか子 作詞:YUJI SAKAMOTO 作曲:DAISUKE HINATA
生きてきたから 朝がある 朝に春まで 重なって やっと心の おもたさが とけていったと 嬉しがる あなた こちらは 春よ春 風がいくらか のこっても みどり芽をふく 春よ春 ああ あなた恋しい ひゅるる ひゅるるの 風の音 夜半にぴたりと 止んだあと ひとり 乾杯したくなり 冷めた盃 上げてみる あなた こちらは 春よ春 胸がいくらか 疼いても 小鳥さえずる 春よ春 ああ あなた恋しい 春に始まる 人生が 巡り巡って 何度目が 嘘をつかない ご褒美に 花と一緒に 訪れる あなた こちらは 春よ春 涙 ひと粒 こぼれても 歌が流れる 春よ春 ああ あなた恋しい 発売日:2003-01-22 歌手:五木ひろし 作詞:阿久悠 作曲:船村徹
風のまち 水のまち 利根の川 たたずんで きみ想う 城跡の 水面には いとし幻(ゆめ) 会えますか だめですか 答えをください ここは上州 面影平野 あすに飛べない 羽しかなくて きみの空へと 心だけ ひゅるるひゅるる… 鶴が舞う 絹のまち お湯のまち 月影の 赤城山 目に浮かぶ まぶしい日 弱虫を ぶつけたい 聞けますか やめますか くちびる震える ここは上州 哀愁平野 あすに飛べない 羽しかなくて 見えない糸が 絡みつく ひゅるるひゅるる… 鶴が舞う ここは上州 哀愁平野 夢の続きを さがせるのなら きみの夜へと 心だけ ひゅるるひゅるる… 鶴が舞う 発売日:2019-12-25 歌手:辰巳ゆうと 作詞:桧原さとし 作曲:水樹恵也