今ここで小さな手を離せば 僕らの夏は戻らない気がしたの 波に揺れる夕焼けがまるで 君の強がりな瞳に見えたから 袖についた砂を掃った風は もう秋の香りがした 涙ぐむ太陽 言葉になんしなくても あの日と同じ笑顔で 抱きしめていたいよ 君が許せない君も 僕は全部許せる気がした 狭い部屋ひざを抱え 消えてゆく夢の中で大人になろうとした 本当の僕ら良い子じゃないから いつも ごまかして笑顔作っていた 君は何も言わずに握り返す 少しだけ冷たい手で 涙ぐむ太陽 過ぎ去りし日々は陽炎 それでも消えぬ想い出 だからまだ出会いと 別れを繰り返すことを 恐れている僕がいるよ 涙ぐむ太陽 365個の奇跡を 何度繰り返して そのうちのひとつを 僕らは重ね合えたの 寄り添い伸びる二つの影 この胸の痛みも 分け合える夜は来るの 気づけば空に浮かぶ星が 昨日より綺麗な気がしたよ 発売日:2011-05-25 歌手:レディオサイエンス 作詞:宮田涼一 作曲:宮田涼一・祝迫健太郎
愛は僕を なじりもせずに あの日 去っていった こもりっきりで 落ち込んだままの 自分 許していた 午後の陽が そそぐ公園で 遊ぶ子供を見た 誰の上にも つらい試練 いつか来るのか 人が住む この街角で いまは何を見ても涙ぐむ 目に見える すべての命 孤独をはげましてる それはおだやかな奇跡 君は僕が 愛した宇宙 わかり合えずゴメン 腕を組んで 老夫婦がゆく なにを越えてきたの 悲しみを とがらせるたびに 明日を投げてさめた 木もれ陽 揺れる 坂の途中 立ちつくしてた 人が住む この空の下 いまは何を見ても涙ぐむ 遠い日に 遠い記憶に 誰もがとどまれない サヨナラさ I'm Just Crying For You いつの日か 出会うひとがいる そんな 予感がした 制服たちが 過ぎたあとで 風がはなやぐ Everybody Wants Everybody Wants To Shine いまは何を見ても涙ぐむ 君といた この街角で 僕はひとりきりで 立ち直る 人が住む そのささやかさ 勇気を教えている それは美しい時間 発売日:1994-07-25 歌手:杉山清貴 作詞:都志見隆 作曲:戸沢暢美
降りしきる蝉しぐれ 今年も暑いと言いながら 住む人もいなくなった 生まれた家を売りにきた ためらいながら息を飲んで カチャリと鍵を開けたとき こみあげたものは なんだろう なつかしさと やるせなさと 命の限りに 蝉が鳴く 命の限りに 生きてきた 昭和の時代が そのままに 残るこの部屋 日に焼けた畳に あぐらをかいて 不意に涙ぐむ 空が青すぎる ギシギシと音がする 廊下を歩けば台所 朝メシの有り難さも 知らずにいつも食わないで 味噌汁だけは飲みなさいと おふくろの声思い出す 無口なオヤジの 咳ばらい ひとつ なつかしさと やるせなさと 命を尽くして 蝉が鳴く 命を尽くして 生きてゆく 昭和に生まれた 不器用さ そっとしのんで 庭先に転がる 蝉の抜け殻 そうかこの家も 時の抜け殻か そうかこの家も 時の抜け殻か 発売日:2016-04-20 歌手:堀内孝雄 作詞:田久保真見 作曲:堀内孝雄
涙ぐむ夜はいつも浮かぶよ あなたの顔 都会の部屋でひとり 「元気だよ」電話ごしに笑って言葉探した “よく頑張ったね”と事あるごとに そう言ってくれる あなたが変わらずいる きっといくつも困らせて苦労もかけて これからはあなたが笑う声が顔が見たいよ 見上げてたあなたの顔 いつからか見下ろして 今さら感じるよ 小さな体で与えるばかりの大きな優しさくれた 弱音一つ吐かず 決して涙見せず 今の私と変わらない頃のあなたが ここまで守って育ててくれてありがとう 「心配いらないよ」と言い足して切った電話 地元(ここ)じゃ何もないと言って あの日夢を追い飛び出した この都会(まち)で見つけた夢の一つは あなた あなたみたいな人になることだったよ いつか 発売日:2009-03-25 歌手:愛内里菜 作詞:RINA AIUCHI 作曲:JUN SHIRATAKI
暗いこの世を 手さぐりで 生きて流れる 花園あたり 浮世通りの 灯にすがり 酒で自口分を 責めている そんなあなたに 抱かれて泣いた 小樽の灯 石の坂道 港町 船が口笛 咲いてるような 遠い汽笛が 淋しいの 耳をふさいで 涙ぐむ 女ひとりの 想い出通り 小樽の町よ 他人行儀で とおせたら つらい噂も 立たないものを 稲荷小路の ネオン花 男なんかに だまされて 死にもできない 夜がまた来る 小樽の灯 発売日:2009-09-16 歌手:青江三奈 作詞:吉川静夫 作曲:渡久地政信
俺のこころを 知りながら なんでだまって 消えたんだ チャコ チャコ 酒場に咲いた 花だけど あの娘は可憐な 可憐な娘だったよ 青いネオンが 泣いている 紅いネオンも 涙ぐむ チャコ チャコ 帰っておくれよ もう一度 俺のせつない せつないこの胸に 発売日:2009-09-16 歌手:青江三奈 作詞:宮川哲夫 作曲:渡久地政信
川面に写る 二人の影を 見つめて そっとつぶやいた この身が たとえ 変わろうと 戻りたい この川に ああ運命 はかない 紀ノ川の女 あなたに あげた女の命 返してくれとは 言わないが こけむすかわら 紀三寺に 春を呼ぶ 花咲けば ああ呼んで下さい 紀ノ川の女 夜空に浮ぶ 和歌山城を 見上げて 今日も 涙ぐむ ネオンの灯り 消えようと すがりたい この町に ああ未練 切ない 紀ノ川の女 発売日:1995-06-21 歌手:暁美和 作詞:松山忠助 作曲:松山忠助
光に誘われて走る子ども 漂白されていたあの教科書 濁りながら純粋を知ること 仲間にさえ勝たねばいかぬこと 誰も敵じゃない そう言えたら 毎日は素敵じゃない? 風とカーテンのように 雨とあじさいのように この星で 待ち合わせたのに ときどき 涙ぐむくらい 人を愛せたら 未来は変わるだろうか 僕らは競争している間に 忘れてしまった ただひたすら愛しいと想う気持ちを 進んでほしいと思ってみたり 戻ってほしいと思ってみたり 行かないでほしいとすがってみたりしてみても 連れて行かれる未来 約束をするのは 今が千切れていくのが怖いからで 子どもみたいに永遠を欲しがる 大人が考えた魔法 寂しい魔法使いになった時 なった時 その時 この朝焼けを ぎゅっと絞って ぶどうジュースにできたら 飲み干そう そう、できれば君と乾杯して ゆっくり 生きてく意味を味わいながら 人恋しくて 人を恐れて 遠回りしながら人を 人を ときどき 涙ぐむくらい 人を愛すこと 悲しみなど青春が 見せる一つ 一つ 一つの顔に過ぎないから 君は最後に思いきり笑うのさ 発売日:2016-12-14 歌手:Aqua Timez 作詞:太志 作曲:太志
涙ぐむ 青空 あなたは悪くなかった ねぇ、あなたは悪くなかった 嘘をつく 向日葵 わたしは悪くなかった ねぇ、わたしは悪くなかった? 拭えない痛みを なすりつけ合おう あなたと わたしは 人と人だから 鎧を着て 抱き合う二人 その昔 人は幸せに怯えて暮らしてたんだ 幻滅を 床に敷いた二人 涙がこぼれた時にも 悲しみの花が咲かないように 剥がれた時にも 愛し合えるように あなたとわたしの 静かなパレード 拭えない痛みを なすりつけてくれ 僕以外の人を 恨んだりしないように 愛したりしないように 発売日:2014-08-27 歌手:Aqua Timez 作詞:太志 作曲:OKP-STAR
涙ぐむ その度に 心の何処かで 卵が割れるよ いつだって やさしさは 哀しい人から 先に生まれたね 風が壊した花びらさえ 季節(とき)を飾る踊り娘 神さまは 子供達の 握る手のひらの中 お話が欲しい夜は 耳をすましてごらん そっと 笑顔から こぼれ出た 幸福 悲しみ 心でゆりかご 傾いた その時に やさしさ生まれの生命が笑うよ 風もないのに 人は流れ 明日を歌う旅人 神さまは 子供達の 握る手のひらの中 大切な言葉添えて 胸に転がされたよ ひとつ 神さまは 子供達の 握る手のひらの中 お話が欲しい夜は 耳をすましてごらん そっと 発売日:2000-05-24 歌手:アグネス・チャン 作詞:飛鳥涼 作曲:飛鳥涼