覚えてますかこのベンチ 角の少し欠けた レモン色がまぶしく 今日も光ってます 手さえ握れなかった 2人だったけど この上ならギュッと強く強く 今日起こった すべての出来事 君は僕のこと 日記のように 毎日話してくれたね 今も目に浮かぶ最高の季節 そして五年が過ぎました 昨日街で 君と同じ傘の子を見た 振り返ったその時 時が止まった 気がついて近づいて 目が合ってすれ違った 離れて振り返って 笑顔でかけよって 抱き合った 離れて初めて自分て 弱いってわかって 泣きそうでこらえた 今日は一緒にいよう 懐かしい目は今も変わらず そこにあるんだ 眉をひそめるその表情も 指のしぐさも 同じまんまで いてくれたんだね 時の速さに消される事なく だけど心は違う誰かに 染められていた 友達という 言葉の意味を知る… 「またね」って 見知らぬ誰かと手を振って 消えてく君の手握って 奪ってしまいたい なんてね思ってかけだして とどまった また我に帰って笑顔で 「いつかまた会おう」って 偶然のイタズラか またそこですれ違った 離れて振り返って 笑顔で「バイバイ」って 手を振った 離れて初めて自分で自分を わかって 泣きそうでこらえた 今日はゆっくり帰ろう 発売日:2002-08-28 歌手:コブクロ 作詞:小渕健太郎 作曲:小渕健太郎
言えなかった言葉は今も いつかの海で出番を待つ 砂を引きずる波音に 消えないように揺れている デュランドの音がいつものように 慣れない人混みを景色にする そして僕は世界をやっと 受け入れることが出来るのだ 駅前の花屋で見かけた 鉢植えのノースポール 大切に育てられた120円の命を 譲り受けることにした ビニール袋の小さな花が 倒れそうで心配だから 今日はゆっくり帰ろう 帰ろう コンビニと線路の間の ガタガタ道を今日も歩く 人が行き交う大通りは いつも通り避けている 何人とすれ違ったとしても 通り過ぎては平行線 白い花は相も変わらず 歩調に合わせて揺れている 駅前の花屋で見かけた 鉢植えのノースポール 行き着く先がどんなに望まない場所であっても 生きることしか知らない ビル群に沈む大きな花が 寂しそうで心配だから 雑踏に溶けた小さな僕は 楽しそうなノースポールと 今日はゆっくり帰ろう 帰ろう 発売日:2015-12-02 歌手:GOOD ON THE REEL 作詞:千野隆尋 作曲:伊丸岡亮太
世界は僕を待ってないと知る いつもの夜道を日のあるうちに帰ったから 遠くに見えた入道雲 幹線道路の音に酔いしれた 今日はゆっくり帰ろう それは今まで一番泣いた日 鏡の向こうにいたのは確かに僕なのだ 僕だけなのだ 明日は荷物を全部引き揚げ 新しいセーターを買いに行こう 紙に名前を書くだけのこと 嫌だな嫌だな 今日はゆっくり帰ろう それは今まで一番泣いた日 鏡の向こうにいたのは確かに僕なのだ 晴れた日 腫れた目 覚えたての煙草で 堪えろ思いの丈 辛いのは俺だけ 暴れても仕方ねえ 朝焼けを眺めて 鏡見て涙目 誰かに甘えてえ 発売日:2018-04-25 歌手:小袋成彬 作詞:Nariaki Obukuro 作曲:Nariaki Obukuro