親孝行 したいときには いないもの 老いを隠せぬ もつれる足で 京都・大原・三千院 たった一度か 手を添えて あれが最後の あれが最後の おふくろだった 他人のふり 見てといつもの たとえ癖 そんなおまえは 我が家の恥と 世間知らずの 哀しさよ きつい母親だと 恨んだが 強く優しい 強く優しい おふくろだった この歳に 何も芽の出ぬ 男だが 耐えて忍んで 力の限り 恥じることなく 生きて来た 誰のおかげか 目をとじりゃ 握るコップに 握るコップに おふくろの影 おふくろー! 歌手:愛田人生 作詞:柴田誉 作曲:柴田誉
おふくろの涙を初めて見たのは 十五の時の冬の夜 ふるさと離れる 身仕度荷造りの 手の上ぽたりと 落ちたしずく 思い出したら つらくても がまんができた おふくろの匂いに初めて気づいた 二十才もすぎた 秋の宵 届いた小包み 綿入れ半てんに 添えてた手紙の かなくぎ文字 ひざをかかえて 泣いたけど 元気がわいた おふくろの背中が小さくなってた ふるさと帰った 歳の暮れ 苦労ばかりの 人生だったけど 長生きしてくれ できる限り おれがこれから 親孝行 願いはひとつ 発売日:2005-10-26 歌手:青戸健 作詞:いではく 作曲:岡千秋
子供の頃には こわかった その目も今は 笑ってる 数えきれない 顔のしわ 何本 俺が つけたろか あー あー おふくろ おふくろよ 苦労かけたね 背おって貰った この背中 ほんとに今は 小さくて 肩をたたけば 折れそうで 涙がひとつ 落ちてきた あー あー おふくろ おふくろよ 苦労かけたね 親父の話を する時は 今でも膝を くずさない いつもきいたよ 子守唄 みそ汁 匂う 膝まくら あー あー おふくろ おふくろよ 苦労かけたね おふくろありがとう 長生きしろよ 歌手:東八郎 作詞:さいとう大三 作曲:泉八汐
男がひとりの 手酌(てじゃく)の酒は 憩(やす)らぎ欲しい 癒(いや)し水 肩の荷物が 重いなら 降ろせば心も 軽いでしょう 私のお酌で よかったら ここはあなたの あなたの おふくろ酒場 都会の暮しに 訛(なま)りも消えて 故郷(ふるさと)遠く 生きてきた 酒が言わせる 憂(う)さばらし 心の悩(なや)みは 忘れましょう 私のお酌で よかったら ここはあなたの あなたの おふくろ酒場 赤提灯(あかちょうちん)が 泣きべそかいて 無口(むくち)な男 酔わせます 夢が遠くて 辛くても そのうち晴れ間も 見えるでしょう 私のお酌で よかったら ここはあなたの あなたの おふくろ酒場 発売日:2007-07-04 歌手:金沢明子 作詞:津田雅道 作曲:長谷川ひろのぶ
おふくろさんよ おふくろさん 空を見上げりゃ 空にある 雨が降る日は 傘になり お前もいつかは 世の中の 傘になれよと 教えてくれた あなたの あなたの真実 忘れはしない おふくろさんよ おふくろさん 花を見つめりゃ 花にある 花のいのちは 短いが 花のこころの 潔ぎよさ 強く生きよと 教えてくれた あなたの あなたの真実 忘れはしない おふくろさんよ おふくろさん 山を見上げりゃ 山にある 雪が降る日は ぬくもりを お前もいつかは 世の中に 愛をともせと 教えてくれた あなたの あなたの真実 忘れはしない 発売日:2011-09-07 歌手:森進一 作詞:川内康範 作曲:猪俣公章
俺が半分 つくったような 苦労白髪の おふくろよ おやじを失くした 小舟も錆びて 磯の波間に ゆれながら 漕ぎ手待ってる 涙のむこう 年はとっても 動けるうちは 浜に出るのが 生きがいと 送ってよこした 包を開けりゃ 海の匂いと 母ごころ なんで故郷(こきょう)は 近くて遠い 赤い浜なす 今年も咲いた 岬外れの 日暮れどき 背中を丸めて 番屋の隅で 網を繕(つくろ)う おふくろを 夢で今夜も 負ぶってやろう 発売日:2004-12-22 歌手:嶋三喜夫 作詞:東條寿三郎 作曲:サトウ進一
おどま盆ぎり盆ぎり 盆から先きゃおらんど 盆が早よくりゃ早よもどる 久しぶりに会いたい おふくろ元気ですか 幾度も思いながら 帰れずじまいでした 面影少し残る 駅前の痩せた道 見上げるほども高くない ホテルも懐かしい あぁ おふくろの おふくろの 手料理のにおい あぁ あぁ おふくろの 子守歌 久しぶりに再会 おふくろとの思い出 心配かけたあの日 叱ってくれた涙 言葉数も少なに 手を引きながら歩く 長生きしておくれよと 心で繰り返す あぁ おふくろよ おふくろよ ありがとう あぁ あぁ 懐かしい 子守歌 おふくろの 子守歌 発売日:2003-04-02 歌手:五木ひろし 作詞:つんく 作曲:つんく
おふくろの 夢を見た 菜の花畑で笑ってた おふくろよ幸せだったか おふくろよ 小さくなった 両の手 最後そっと 撫でた夜 台所の 片隅で 時々隠れて 泣いていた おふくろよ苦労してたな おふくろよ 思ったことの 半分も してやれなくて 悔やむだけ 年月を 何気なく 数えていつしか 親の年齢 おふくろよ幸せだったか おふくろよ守っておくれこれからも 心でそっと ありがとう 心でいつも ありがとう 発売日:2008-06-04 歌手:北島三郎 作詞:麻こよみ 作曲:原譲二
おふくろ おふくろ どうした加減か知らないが 生まれた時からずっと一緒 余計な心配するのが仕事 おふくろ おふくろ 時には邪魔になるけれど 離れて暮らせば なんとなく 淋しくなるのが それがおふくろ 優しい言葉も かけたいけれども いつも照れては荒っぽく 口答えをする僕なんだけれども いつまでも丈夫でいてよね おふくろ おふくろ どうした理由か知らないが 僕の癖から好き嫌い 嫁さんまでも選ぶのが仕事 おふくろ おふくろ 時にはうるさくなるけれど 別れて暮らせば なんとなく 淋しくなるのが それがおふくろ おふくろ おふくろ 発売日:2007-09-05 歌手:坂本九 作詞:不明 作曲:不明
海にひとりで 来るたびに おふくろの事 思い出す 港の祭りに ゆかた着て 夜空に花火が はじけるたびに おふくろの顔 きれいに見えた 遠足の日はいつだって 玉子焼きの匂いで起きた のり巻きのはじっこもらうたび おふくろの指の匂いがしてた おふくろよ…おふくろよ 夢がこわれてゆく夜や バカな自分がわかる夜 俺はやっぱり 海に来る あなたのやさしさ かぎたくて お前ひとりの わがままで 仕事変えてちゃ 妻や子が 哀しい顔を するだろう 親父に内緒で送ってくれた 現金書留 字が怒ってた 浜の作業場 カキをむく おふくろの手は ひび割れて 潮風がきっと しみただろう ゴメンよ おふくろ 心配させた おふくろよ…おふくろよ 星も少ない 東京で 海も汚れた 東京で 俺は俺なり がんばるよ いつかは男に なるからね いつかは男に なるからね おふくろよ…おふくろよ 発売日:2016-09-14 歌手:すぎもとまさと 作詞:喜多條忠 作曲:杉本眞人