晴れた空の蒼さだけじゃ もはやかばいきれはしなくて このままではボロが出ると 黒く染まり色を仕舞いこんだ されど黒に身を預けるほどの懐などなくて どちらにせよ潔さが 求められることを知った 聖者も僕も同様に 照らしてくれるのが救いだよ 太陽が照らす相手選んだら きっと僕に色は与えられない ただ一つを貫く人 幾色にも塗れる人 それぞれなけなしの 正しさを振り絞っているのに 僕は 白と黒の狭間で今日も 見事なまでの灰の色 涙一つこぼしてみても 色は教えてはくれない 賢者も 空も 凡人も それぞれの色に染まる中 太陽の光纏った君は 無色透明に輝いていた 何ににも染まらぬように 何にでも溶けるように 心と声との隙間に 裸で立ってられるように 黒発:白着 鈍行に乗り 何万回目かの里帰り その道すがら乗り込んできた 君に僕は見つかったんだ すると灰の色の僕を眺め 綺麗と言ったんだ 虹の色を掻き混ぜると 同じ色をしていると 聖者の声がこの僕の 耳にも聞こえるのは救いだよ 声が 届く相手選んだら きっと君と僕は出会えぬまま 何ににも染まらぬように 色々から逃げるように これっぽっちのこの僕に 何を選べというのかい 僕にもなれるかな 何か嫌いというには 何も知らないから 僕にもできるかな この命の間に 全ての色を手に できるかな 愛さないで 愛でよう 探らないで 探そう 語らないで 喋ろう 歩まないで 歩こう 愛さないで 愛でよう 飾らないで 飾ろう 変わらないで 変えよう 失くさないで 捨てよう 発売日:2011-03-09 歌手:RADWIMPS 作詞:野田洋次郎 作曲:野田洋次郎
Trying to cross the river 雨はまだやまないね Trying to cross the river 橋の下で待ってるね 逆らうの少し疲れたんだ Seems like forever いつかは止むよ あの虹を待って 渡ろうと思ってるの ずぶぬれになって でも晴れると思ってるの 「強くなれよ」って 勇気が出る言葉なの お前は弱いって 聞こえるのはどうして 獣だって 逃げるか闘うか 二通りあって 当たり前だって It's how you cross the river あの虹を待って 渡ろうと思ってるの ねえ本当だって 沈む速さを知ってるの 乗りすぎたボートは流れに負けるよ 早い者勝ち 声は届かない もう少し待って ひとりきりになって ガムひとつ噛んで 空高く飛ばしてみれば あの日小さかった 僕がそこには立ってるの ずぶぬれになって 立ち尽くして焦ってるよ 自分で選んだここにないあの虹なら 沈む明日 裸足で立てるよ 立ってられるよ 発売日:2007-12-05 歌手:LOVE 作詞:LOVE 作曲:LOVE
いつまでだって苛立ってられるよな最悪な日 癖みたいにコンビニ 小銭入れ鳴らし 雨上がり いつもの道 まだ濡れたまま 水溜りに輪っか 落ちる粒 君が笑ったあの日のこと 街路樹の色変わる頃 いつの間に閉まった駄菓子屋 伸びっぱなしの前髪や くぐる歩道橋の影は ひかりを分からなくするだけ このまま自転車飛ばして部屋に着いたら 上がった息のまま 君に手紙を書くよ 君が居ること そのものが私には希望 説明できないのに ひとつももどかしくないの 悔しいことなら沢山 平気じゃない自分にがっかりしたり 散々当り散らしたらまたダサくなるひとつ 人間なんてすげー弱いから 分かってる ほっとけば退化 だけど変わるなら進化じゃなきゃ嫌だから私はやるよ だってさ 言葉にしてもキリがない そんなのウソと思わない? あくびの先に涙が出たら ゆるそう、そのまま泣いちゃうことも いつもこうじゃないって分かってる それも一つの強さだろう 君が居ること そのものが私には希望 理由なんてないのに 一度も疑うことないの あっけなくほどけた 躊躇った時間も走ればよかった あの頃まだ君に出会うなんて知らなかったから いつももがいていた もがいていたよ 君になら笑われてもいいから 今話すけど 君が居ること そのものが私には希望 説明できないのに ひとつももどかしくないの 発売日:2015-11-04 歌手:泉まくら 作詞:泉まくら 作曲:泉まくら