そろそろ離れるときが近づいたの歌が含まれ

相変わらずさ-高野寛

ゴールデン・ウィークの最後の日曜なのに

君はいつものように出掛けてる

1人きりのトーストとカフェ・オレのために

坂の上にあるパン屋をめざした

信号の向こう側から誰かが僕を見てる

アメリカン・バイクに乗ったフェビアンだ

ウチの近所に引っ越してきたばかりの彼は

もうすぐ父親になると言って笑った

時は流れゆく 平凡な毎日の中に

小さな幸せは哀しみを水に流すために

「みんな変わった」とあの娘は僕に言うだろうか?

それでもこんなのどかな時はいつでも 相変わらずさ

風の強い月曜の午後がポッカリ空いた

僕はギターを持って公園へ

たとえ誰もがこんな歌にはうわの空でも

空の上では誰かが聴いている

いやいや 今日は本当に素晴らしい日だろ?

ボルゾイを連れたユリにも会ったし

カリブから日本へ飛んできたモンタナと

デカイ音でセッションをしたんだ

時は流れゆく 平凡な毎日の中に

素晴らしい出会いや別れを何気なく繰り返す

「君は変わった」とあの娘は僕に言うだろうか?

それでも変わり続ける僕はいつでも 相変わらずさ

別府から古い友達のBeeが手紙をくれた

あいつもいつも旅ばかりしている

僕としてはいつもただただただひたすらに

健康を願うといいたいところさ

やっと慣れたこの日当たりのいい場所も

そろそろ離れるときが近づいた

とても静かで平和な東京の片隅に

季節外れの強い風が吹いてる

時は流れゆく 平凡な毎日もいつか

お金では買えない小さな宝石の日々になる

「みんな変わった」とあの娘は僕に言うだろうか?

それでも変わり続ける日々はいつでも

相変わらずさ

発売日:1997-06-25

歌手:高野寛

作詞:高野寛

作曲:高野寛