燃える夕焼け 二つの命 溶けて流れて 沈む紀ノ川 恋の名残りを さまよう胸に 面影までも 消えてゆく 紀淡海峡(きたんかいきょう) 鳴くように 遠く汽笛が 汽笛が響く 生きてゆけます 一人でだって 涙かくせば 潤(うる)む紀ノ川 あなたの嘘は 哀しいけれど 女の恋は 命です 重荷なんかに なるよりは 私ひとりで ひとりで生きる こんな哀しい 女の心 知っているのか 霞(かす)む紀ノ川 泣けば明日が 見えるでしょうか 涙が涸(か)れて しまうまで 無人駅(むじんえき)から あなたから ひとり旅立つ 旅立つ私 発売日:2014-07-23 歌手:入山アキ子 作詞:悠木圭子 作曲:鈴木淳
蛇の目の傘で 人目をさける ふたりの肩を 濡らす雨 辛い別れに なろうとも 泣きはしません うたかたの 恋とあなたを… 諦めましょう 着物がとても よく似合うよと 髪のほつれ毛 手で直す そんなあなたの やさしさに 女心が うたかたの 愛に溺れた… 始まりでしょう 港が見える この坂道は あなたと逢った 石畳 雨に濡れてる あじさいに 浮かぶ面影 うたかたの 恋の名残りを… 抱きしめましょう 発売日:2008-11-26 歌手:藤あや子 作詞:三浦康照 作曲:水森英夫
蛇の目の傘で 人目をさける ふたりの肩を 濡らす雨 辛い別れに なろうとも 泣きはしません うたかたの 恋とあなたを… 諦めましょう 着物がとても よく似合うよと 髪のほつれ毛 手で直す そんなあなたの やさしさに 女心が うたかたの 愛に溺れた… 始まりでしょう 港が見える この坂道は あなたと逢った 石畳 雨に濡れてる あじさいに 浮かぶ面影 うたかたの 恋の名残りを… 抱きしめましょう 発売日:1997-04-05 歌手:五木ひろし 作詞:三浦康照 作曲:水森英夫
赤い車をのり棄てて ひとり来ました港町 ヨコハマは雨だった 恋の名残りを消すように 傘をささずに波止場まで 泣きながら歩くのよ あー 一年たてば忘れてみせる あなたのことなど だけど あー人形みたい きれいな服きて 私はひとり あなただけはと信じてた 弱い女を抱くように ヨコハマは雨だった 長い電話がかけたくて 街のクラブをたずねても 淋しさにとまどうわ あー こんな時にはお酒を飲めば 心も晴れるわ だけど あー人形みたい きれいな服きて 私はひとり 発売日:2005-04-20 歌手:欧陽菲菲 作詞:橋本淳 作曲:筒美京平
蛇(じゃ)の目の傘で 人目をさける ふたりの肩を 濡らす雨 辛い別れに なろうとも 泣きはしません うたかたの 恋とあなたを… 諦(あきら)めましょう 着物がとても よく似合うよと 髪のほつれ毛 手で直す そんなあなたの やさしさに 女心が うたかたの 愛に溺(おぼ)れた… 始まりでしょう 港が見える この坂道は あなたと逢った 石畳 雨に濡れてる あじさいに 浮かぶ面影 うたかたの 恋の名残りを… 抱きしめましょう 発売日:2007-11-07 歌手:島津悦子 作詞:三浦康照 作曲:水森英夫
ひとり歩く 風の街 淋しくって 誰かに甘えたいの ひとり歩く 風の街 やさしい言葉を かけて欲しい 心のすきまから あなたの思い出が 悲しく通りすぎて行く 恋の名残りをさがして ひとりぽっち 女の旅はつづく 昼さがりの 風の街 白壁に 女心をうつし ひとり歩く 風の街 淋しくって 今にもたおれそうよ いちどは幸福に 涙も涸れたのに 人目をしのんで私は 濡れたまつげをかくすの むなしくって 女の旅はつらい 心のすきまから あなたの思い出が 悲しく通りすぎて行く ひとり歩く 風の街 むなしくって 女の旅はつらい 発売日:1999-01-13 歌手:渚ゆう子 作詞:峰けい子・補作詞:橋本淳 作曲:筒美京平
路地の灯りが 消えたころ そっと忍んだ ドアの音 外は今夜も 雨だろう 冷えた心を 抱きしめて 愛しきれない 半端な恋を 熱いシャワーで 温めなおす ああ…週末しか逢えないふたり 激しく体を ぶつけても 時はすげなく すぎてゆく あなたを奪えない せつない夜明け 始発電車は もうすぐか 帰り支度を 引き止める 部屋に一輪 紅い花 恋の名残りを 惜しむよに 灰になるまで さだめの川を 愛をひとすじ 流れてみたい ああ…遅すぎたね ふたりの出逢い 明日の見えない 恋だけど 心の言葉を 贈りたい あなたを奪えない せつない夜明け ああ…週末しか逢えないふたり 激しく体を ぶつけても 時はすげなく すぎてゆく あなたを奪えない せつない夜明け 発売日:2013-03-06 歌手:岬光司 作詞:太田伸一 作曲:四方章人
「あの日から、この心が、言うことをきかないのです。」 恋の行方を 占うように 街の灯りが ゆらゆらと 言葉にならない せつなさ抱いた 女心が 見えますか 情けかわした 坂の町 いっそ今夜も 次の夜も 熱海あたりで 雨ににじんだ 初島あかり 揺れて來宮神社(きのみや) 思い糸川(がわ) 夜風に迷う 湯の香のような 女心は 悲しくて 恋の名残りを 抱きしめる いっそ今夜も 次の夜も 熱海あたりで 「そう、心はうそをつけません。」 尽きぬ慕(おも)いを 溶かしてくれる まつり囃子や 波の音 すがって甘えた 一夜(ひとよ)の夢に 女心も 濡れてます 時の流れに よりそって いっそ今夜も 次の夜も 熱海あたりで 発売日:2017-02-22 歌手:小沢あきこ 作詞:合田道人 作曲:みなみ敬
春も待たずに ほころぶ花に そそぐ陽だまり 石畳 この坂を 右へ折れれば 高台寺(こうだいじ) 恋の名残りを 愛(いと)しむように 鐘(かね)が鳴ります 京都二寧坂 肩に手を添え 転ばぬように そんな優しい 気配りが 今更に 消えてはかない 夏すだれ 秋が色づく 清水寺(きよみずでら)に 夢が揺れます 京都二寧坂 何処でどうして 躓(つまづ)いたのか 歩き慣れてる 坂なのに ささめ雪 遠いおもかげ 抱きしめて くぐる八坂(やさか)の 思い出鳥居 明るすぎます 京都二寧坂 発売日:2017-09-27 歌手:中村美律子 作詞:叶弦大 作曲:松井由利夫
思い切る瀬を 夜雨がたたく そうよ今夜も 雨降りやまず 恋の名残りを 惜しむよに 胸に 胸に もどり雨 濡れて流れる 流れる舟は おんな哀しい しぐれ舟 雨がさえぎる 叶わぬ恋よ たどり着けない あなたの岸辺 川は水かさ 増すばかり なんで なんで じゃまをする 揺れて漂う 漂う舟は なさけ流離(さすら)う しぐれ舟 みれん思い出 涙を乗せて 明日(あす)は何処(いずこ)か 流れるままに あなた優しさ くれた街 遠く 遠く なるばかり 夢に零(こぼ)れた 零れた舟は おんなひとりの しぐれ舟 発売日:2020-07-08 歌手:岩本公水 作詞:岸本健介 作曲:瀬戸内かおる