削りたての鉛筆(ペンシル) 楽譜の裏 君を描(か)いた 貝の耳に 揺れる髪 大きな瞳(め)も ちゃんと微笑んでる だけどどこかが違う かけ離れてく 心と言葉みたいに 幸せかな?なんて 訊(き)けないまま 時は流れ 君のために 何ができたのか 問いかけて 僕は溜息つく 情熱はあるんだよ 静かな日々に 埋(う)もれ見えないだけだよ “それを愛と呼ぼうか” そんな歌詞が浮かんだ 君が胸に溢れて ピアノを弾く “それを愛と呼ぼうか” そんな歌を作った 君が横で午睡(まどろ)む 五月の午後 ”それを愛と呼ぼうか” 迷いながら生まれる こいつが愛なのかな 答はない “それを愛と呼ぼうか”... 発売日:2009-04-01 歌手:河村隆一 作詞:森雪之丞 作曲:河村隆一
ある日さみしい少女が 蝶々を採りにいった 誰にも愛されないから 一人ぼっちでいった なまぬるい五月の午後 蝶々は浮き草の上 足をすべらせた彼女は 一人ぼっちで沼の底 はるか遠く高くで 彼女の最期を 物憂げに見つめていた レティクルの神様 そしてさみしい少女の 弔いの席上で 共に学んだ娘たちは インチキの涙流す 話したこともないくせに さも仲良しだったように 「あの子、いい奴だった」なんて 顔も覚えてないくせに その時、突然に 奇跡がおこった ホラ!彼女の屍が 朗朗と唄い出した ノゾミ・カナエ・タマエ 総て燃えてしまえ みんな同じになれ 誰もが漂う 小さな 灰に 還れ 一部始終を見ていた レティクル座の神様 その気高き琥珀の指で 笑う天使を地上へ 笑う天使の放つ矢は 5100度の炎 弔いの席は火の海 本当に泣き出す娘ら しかし泣いたところで 天使は許さず ホラ!彼女の屍が 朗朗と唄っている ノゾミ・カナエ・タマエ 総て燃えてしまえ みんな同じになれ 誰もが漂う 灰になるなら 冷めた風に吹かれ 忘れた歌のように ノゾミ・カナエ・タマエ 遠く高く広い空を 飛べるよ レティクルの神様 ただ一つのお願いがあります かなえてください 人も虫も夢も 月も靴も街も 薔薇もエメラルドも 悪い人も やさしいあの人も 総て燃えてしまえ みんな同じになれ ノゾミ・カナエ・タマエ 誰もが漂う みじめな 灰に 還れ 発売日:1994-04-21 歌手:筋肉少女帯 作詞:大槻ケンヂ 作曲:大槻ケンヂ・KING-SHOW
雨音が奏でた憂鬱な音 君の心を曇らせた なら僕は空に虹が出るまで 聞かせるよ 愛のうた 五月の午後に 降り出す雨と 気だるい君の横顔 手にしたギター つま弾くメロディ 指先、音符が響きだせば 君だけにしか届かないように 優しくそっと口ずさむ 瞳、閉じて 雨音に隠した愛の言葉 きっと君にはわからない なら僕はずっと唱っていよう 側にいるその意味を 二人が繋がるように 聞かせるよ 愛のうた 流れる水が 絵の具のように 窓辺の花に零れる 言葉を包む 拙いメロディ 耳元、音符が響きだせば 僕だけにしか作れない曲 傘の代わりには なれるだろう 瞳、閉じて 雨音が奏でた憂鬱な音 君の心を曇らせた なら僕は空に虹が出るまで 側にいるだけに 二人が寄り添えるように 聞かせるよ 愛のうた 発売日:2008-02-06 歌手:サガユウキ 作詞:サガユウキ・井出コウジ 作曲:サガユウキ・井出コウジ