その気にさせないで その気にさせないで うるんだ瞳 柔かい髪 その気にさせないで 初めてのくちづけは 甘酸っぱい蜜の味 街の灯が帰り道 通せんぼするの その気にさせないで なぜかあなたには すきをつかれそう Ha・Ha・Ha 悪い人ね Ha・Ha・Ha 泣けてきちゃう Ha・Ha・Ha あとが恐い その気にさせないで Ha・Ha その気にさせないで その気にさせないで 可愛いエクボ 憎らしい指 その気にさせないで 寄り添った影法師 離れそうで離れない ためいきの花びらが足元に落ちる その気にさせないで なぜかあなたには すきをつかれそう Ha・Ha・Ha 悪い人ね Ha・Ha・Ha 泣けてきちゃう Ha・Ha・Ha あとが恐い その気にさせないで Ha・Ha Ha・Ha・Ha 悪い人ね Ha・Ha・Ha 泣けてきちゃう Ha・Ha・Ha あとが恐い その気にさせないで Ha・Ha 発売日:1993-10-01 歌手:キャンディーズ 作詞:千家和也 作曲:穂口雄右
君にとってはくだらない「仮説」を語り草臥(くたび)れる影 囃す瞳には映らない すり抜けた網状の鞘で 「見えぬなら踏みつけても 誰の心も痛まない!」 抗いもしない人を 捲して笑ったのは誰? 宵に惑うほどの童子(わらべ)にもなれず、非情にも生きれない。 今に手折れる城郭も彼の正義なら 絶えずと、貫くだろう。 月を飾り知れた人の敗色に 懐かしむ面影を 全て奪い尽くした頃 失くした縁(えにし)を探せど、今さらで。 いつの夜からかくだらない「仮説」を語る事も無くなり 呼吸さえも忘れて 思い上がる者に刃を向け 我先と沈みかけた 脆き小舟を降りたがり 誇らかに行く往来で 追想に憂うのは何故? 誰そ彼に置き忘れていた種々の音が、空蝉に芽吹くように。 過去に慰みを探して写し絵を抱けば 誰もが、愚かになる。 手を繋ぐ迄で途切れていた記憶は 疵付かない狡さで 何ひとつ戻らないなら 幾重の波折りよ残らずも、攫って。 誰しもが本心(ことば)も無く 面を片手に探り合い 訝るも待ち遠しと 愛しくあろうとした。 …それだけ? はらり はらり落ちて行こうわくら葉に、願い事戯れて。 今は辿れない大空に放つ鳥となれ 憧れ、朽ちてゆくなら。 末尾まで切り取った場面には 「僕」に似た面影と 喜劇を許し寄り添った影法師ふたつ 見果てぬ、人の夢(たね)。 世の器に 咲かせて 発売日:2011-07-27 歌手:VALSHE 作詞:VALSHE 作曲:VALSHE