汚れた流れに 沈んでゆく舟を 僕らは見てた たどり着く岸辺も 知らないまま帆を張れば 彷徨うだけだろう なにもなにもない海へ 夜明けを見るために 心を決めないか 夢を漕いだオールで いまよりもっと向こうへ 陽のあたる場所で 季節ごと咲く花と 暮らすのもいい だけどこの胸に 荒ぶるあの波の音 消せやしないだろう なにもなにもない海へ 向かい風のなかも 進んでみないか いつも変わらぬ自由で いまよりもっと向こうへ 昨日までの日々を 抱いて眠るよりも 傷ついてくことだって しなくちゃならない 手に入れたものだけに 縛られたくない うまくいかないことだって 逃げてばかりはいられない どこへでも行ける 鳥たちの翼に 憧れていた たどり着く岸辺も わからないままだけど ここから向こうへ 発売日:2002-08-07 歌手:安全地帯 作詞:松井五郎 作曲:玉置浩二
半径2メートルのサークルを 大切に大切に、生きてきた 昼食が時計の針回す どれもこれも全部私の錯覚 小さな籠の中で嘴の 縦横高さ掛けて2で割る場所 扉は常に解放中なのに 逃げるやつらはほぼいない あの子は出て行った ここから 羽ばたいたの きっと 一人きりそっと 見えない未来ならいっそ 前に習わず 進んでしまおうと 私は追った 追った 見えない視線で 夢をみたあの子を 追った 追った見えないものばかり 唯一のこったのは 空が描いてった帰り道 半径2メートルのサークルは 私には少しずつ狭くなった いつもより大きかった夕日も どれもこれも全部私の錯覚 理由もなく首傾げる私らに あの子はどんな風に思うだろう この理不尽で回答のない世の中へ 向ける思いはどんなだろうか あの子は出て行った ここから お手本のように こうだよって 見えない未来ならいっそ どこまでも進んでみないかって 私は追った 追った 見えない空想を 閉じてた片目開いて 追った 追ったら 消えないものがある 気づいたころには二人 どこまでも 夜になっていた やり直しのきく人生じゃないから 選択肢だってたくさんあった 誰もがことりだった時のこと やっぱり無理やりことりだったんだよな 僕らは見たい夢もないし どうなりたいとも思わない ただ空が残した帰り道が 漠然とそこにあった 誰もが飛んだ 飛んだ 見えない世界へ その時が来たんだ 知った 知った 景色を少しずつ 「何があっても大丈夫、何もなくても大丈夫」 発売日:2021-10-20 歌手:あぶらこぶ 作詞:あぶらこぶ 作曲:あぶらこぶ