僕らはどこにいるんだろう、 あなたはどこにいるんだろう、 あなたをあなたにしてるもの、 それは一体なんだろう。 チョコレートを見てる両目や、 温もりを伝える両手や、 潮風を感じる鼻先、 日の光に透ける髪の毛、 きれいに磨かれた爪先、 愛しさに波打つ心臓、 不思議を考えている脳、 そのすべてを作る細胞。 それは一瞬で壊れては、 増えてすぐに入れ替わってく、 君がただの物質ならば、 とっくに君はここにはいない。 その笑顔、 その涙、 どこからくるのだろう? いつだって何度も何度も確かめたいよ、 形無きあなたの存在を。 橙色に染まってゆくウロコ雲に震えてる、 宝石のような心を。 いつだって何度も何度も確かめあおう、 僕らが生きてる奇跡を。 あなたの姿を越えたとこに、 あなたがいるということを。 宇宙は広大無辺です。 さっぱりとよくわかりません。 それとおんなじくらいに、 心の端もよくわからない。 真っ暗なようで輝いて、 触れてるようで離れている。 だから僕らは細胞を越え、 触れ合えるのかもしれません。 あの橙橙色、空の橙橙色、 忘れないで。 あの橙橙色、海のダイダイダイダイ色、 忘れないよ。 いつだって何度も何度も確かめたいよ、 日が暮れてく感触を。 橙色に染まってゆくウロコ雲に震えてる、 宝石のような心を。 いつだって何度も何度も確かめあおう、 見えなくなってしまう前に。 寄せては返す波の色に僕らは、 形だけを見てるわけじゃないだろ。 いつだって何度も何度も確かめ合おう、 ただ抱き合う温もりを。 橙色に染まってゆく、体を伝い滲んでゆく、 消えそうになる感触を。 そうやって何度も何度も確かめたいよ、 僕らが生きていたことを。 橙色が眩しいね、 それはなぜ? 僕らが生きているからさ。 泣いて、笑って、愛して、 抱いて、生きて、あなたを。 泣いて、笑って、愛して、 抱いて、越えて、細胞を。 発売日:2010-02-17 歌手:藍坊主 作詞:佐々木健太 作曲:藤森真一