それはそれは何処かへと 飛び去って行く 緑色に瞬いて いつかいつか僕らでも 届くのかなって手を伸ばしてた かき集めた思い出全部 忘れていた好奇心で一つ一つ選び取ってさ それをなんとかくっつけあって 形どった赤い飛行機 でも継ぎ目が目立っちゃうね 不恰好だな 保障なんかはどこにもなくて だけど僕らは空を見ていた 失敗ばかり積み重ねてくよ 「もう一回」 みんなみんな何処かへと 飛び上がっていく あぁ僕を置いて行かないで 暮れる暮れる太陽が沈む前に 今日も手を伸ばしてた どの飛行機も羨ましいな かっこいい翼なんて 僕のにはついてないから だから何度も弱気になった やけになって嫌いになった 「こんな陳腐な飛行機じゃ空は飛べない」 あの日見ていた遥かな空の 淡い緑のあの飛行機が 今でも胸で輝いているよ 「もう一回」 泣いて泣いているのかな ずぶ濡れで叫んだ 「もっと高く羽ばたいて」 それはとても小さくて 頼りないけど、淡く光っていた 「雨がやんだな」調子も良いや 虹がかかった 空を仰いで 乗り込もうか 赤い飛行機 アクセル蹴って 羽根が回った まだ怖いよ 不安もあった 迷いもあった だけど笑って 上を向いて さぁ進むんだ 先は長いぞ 何も見えないほど 期待なんかされてなくても 誰一人見向きもしなくても それは確かに僕らの中で 光っていた そしてそして僕たちは飛び上がっていく 淡い色で輝いて いつかいつか僕らでも届きそうだと 上を向いていく そして少年が空を見上げた 瞳、緑色に輝いて いつかいつか この空に 届くのかなって手を伸ばしていた それはそれは何処かへと いつかいつかの空に 届きそうかなって手を伸ばしていた 発売日:2012-08-29 歌手:じん feat.初音ミク 作詞:じん 作曲:じん