見果てえぬ空に泳ぎ疲れた 鳥も羽をたたむ雑踏に座り 味気なく終わった未熟な恋模様 帰り道に映したりして 不順な動機がうごめく都会で 使えない僕は忘れられてゆく それもしょうがない口癖のように 陽のあたるこの街を下る 子供の頃に覚えた 共存してく為の術は 隣を出し抜いて生き残る 悪意の知恵に変わり始めていた 繕いながら裏切りながら 後悔の家へ人は帰る 誰も知らない傷跡癒せないまま 愛すべき君を探しながら 僕は生きている 古き良き日を懐かしんでも 至らない現在が蘇るだけで 君は今どこで咲いてるのだろう そしてまた闇に消えてゆく 孤独とはただ失う 空虚なものなどじゃなくて 出会った人の愛や言葉を 忘れてしまうことだと知った 向日葵のようにただひたすらに 向かい風の街で咲いていたい 無力な詩のかけらを繋ぎあわせて そしてまた今日が動き出す 英雄はいらない 繕いながら裏切りながら 後悔の家へ人は帰る 誰も知らない傷跡癒せないまま 束の間の夢に何度も破れながらも いつか出会う君のために 僕は生きている 発売日:1998-07-01 歌手:Bluem of Youth 作詞:松ヶ下宏之 作曲:別所悠二