久留米絣(がすり)の藍(あい)の匂いに 思い出すのはああ長崎よ ダラダラ坂の石畳 カラリンコン カラリンコン 下駄(げた)履(は)いて 友だちと二人で歩いていたら 「天主堂」の鐘が ユーゴハンって鳴ったよ 祈りの歌も聞こえていたね 「異人屋敷」で港の船に 見とれていたら夜になったよ ポンポン船の赤い灯が ユラリンコン ユラリンコン 波の上 向こう岸のあかりもユラユラゆれて 友だちと二人ため息ついた ザボンの月と夜の長崎 春は「凧(はた)揚げ」夏「精霊(しょうろう)流し」 秋は「お宮日(くんち)」冬だきゃ休み お祭り好きのふるさとは ジャラリンコン ジャラリンコン 聞こえます 賑やかな「蛇(じゃ)踊り」のドラや太鼓が 友だちと二人飴(あめ)しゃぶって歩いたよ 揃いの絣で長崎育ち 久留米絣の藍の匂いに 思い出すのは ああ長崎よ 発売日:1994-01-21 歌手:美輪明宏 作詞:美輪明宏 作曲:美輪明宏