子供の頃読んだ童話には もうひとつの世界があったんだ 僕は翌朝旅に出た 貯金箱と大事な本をいくつかもって ゆらりゆれる太陽のかげ 雲はまぶしく光る おじいさんにもらった パンをかじったら クジラの背中に乗って海をゆこう 裸足のまま 空は気まぐれ 海水のメロディ 泡のようにじゃれよう 日は昇る そんな奇跡を胸に抱いて 風に飛ぶ麦わら帽子で 君に気がついた昼下がり 首にぶら下げたハーモニカ 旅の理由を聞かせておくれよ まわるまわる星座の夜に 君とクジラの鼓動 黄金の月を指で つまんで笑ったよ オーロラの中を 漂うオリオン 砂の灯台 やわらかい言葉 星屑をくんで空きビンに詰めて さあ行こう 物語は果てなくつづく クジラの背中に乗ってどこまでも 僕のまま朝はくるだろう あの頃の夢は色あせないまま 昨日のように今日も僕は旅に出る 発売日:2015-04-08 歌手:城太郎 作詞:城太郎 作曲:城太郎
オレンジ 漂わせて ベッドの中 忍び込むよ 信じたい嘘を いくつ数えたら 朝はくるだろう 今まで全部をなかったことになんて 出来ないほど ふたりの好きなものが 部屋中で キミの帰りを待っているようで 片付けられない 電話が鳴らないこの夜 最後ぐらい 強がりをみせたいけれど いつでも好きになるほうが 負けなんて 勝ち負けじゃないのに 哀しいよ 受話器に手を伸ばして 留守電の声を聞いたよ つながらないのに それで良かったなんて 思ってる 都合のいい愛でも キミの側にいれるだけで 生きていけると 心に嘘をついたら その日から 笑ってしまうほどに 涙が止まらなくなって 電話が鳴り響いた夜 微笑みも 傷みさえ キミとあった 誰もいないこの部屋には 何もない 優しい想い出だけ 置き去りに 電話が鳴らないこの夜 最後ぐらい 強がりをみせたいけれど いつでも好きになるほうが 負けなんて 勝ち負けじゃないのに 哀しいよ 発売日:2007-02-21 歌手:松澤由美 作詞:KAB. 作曲:松澤由美