新宿歌舞伎町の匂い 今にも人を刺しそうな目つき 「こっちを見ないで」 私は息を殺し颯爽と人ゴミに紛れる 狭い空を飛ぶカラス 自分は何者か知っているのかい? もしも食べるものがなくなってしまったら いつか人を食ってしまうかもなぁ 知らない間に消えてしまった 記憶も願いも 「そんなもんでしょ。」 小さな灯火 そこだけが世界だった 例えばもしも私が 今死んだとしても 瞬きすら許されないほど 地獄を見ると思うの 傷つけてしまった人や 守れなかった約束は 例えば今 私が死んでも 消えてくれやしないから 忘れたと思っていた人が 突然夢に出てきたり 仲良しだと思っていた子に 悪口を言われていたり タイムラインに流れ込んできた あの人の写真 可愛い女とのツーショット 涙が出るほどムカついたんだ 私のものでも何でもないのに 私のものなんて どこにもないのに 例えばもしも私が今死んだとしたら お葬式にはお母さん以外 誰が来てくれるだろう 心を痛めてくれる人も 寂しいって泣いてくれる人も 時が経てば何もなかったように 忘れられてしまうんだろう? 例えばもしも私が今死んだことにして 例えば今 私が生きていたとしたら という未来を 生きてみようと思うんだ まだ遅くないと思うんだ 人はいつか望んでいなくても 死んでしまうのだから 発売日:2019-12-04 歌手:vivid undress 作詞:kiila 作曲:kiila