長い雨が体を冷やしてる まだ春を待つ つぼみは居眠り 走り去る廊下 君の叱る声 帰れないわたしを見つけて 黒い傘ひとつ差し出してくれた 君がくれた優しさはそう 特別なものじゃないって 痛いくらいにわかってたはずなのに 胸が苦しいよ 東京に出て 制服も脱いで 新宿駅の乗り換えにも慣れた あの頃の君と同じ歳になり 意外と大人じゃないと知った それでもその背中には 追いつけなくて 君がくれた日々は今も 胸の奥を焦がして 立ち止まる度 まだ振り返ったりもするけれど 君がくれた傘はきっと 優しさだけじゃなくて いつかのための さよならなんだって 今ならわかるの もしこの先 誰かをまた 想うときが来るなら 傘を開こう 君がくれた優しさで 君がくれた傘はいらない 雨に濡れて震えていた花は もう咲き始めている 発売日:2016-03-09 歌手:しなまゆ 作詞:モリユイ 作曲:しなまゆ
深夜0時終電に駆け込んで 忙しない今日がまた終わる 落ちかけのメイク 伸びたネイル 付箋で埋まって行くデスク あの人からのメールは来なくて 理由探して また落ち込んで 大人の世界は選択を待ってくれない ひとつ増えると ひとつ無くなって それでも今を諦めたくない いつだって 嫌いな自分を見たくなくて 嫌いな人にうまく笑えなくて 嫌いを嫌いだと言えなくて まだ春を待つ蕾だけど 好きな自分に近づきたくて 好きな人に好きだと伝えたくて 好きな夢を叶えたくて だから 曲がっても咲き誇るわ 窓際のしおれた花を見て 「私みたい」なんて呟いた 綺麗に咲くように 手入れをしすぎたんだ たとえ枯れても その足元で もっと大きくミライが芽吹くよ いまは 上手くいかないことばかりで 上手くいくとまた次の挑戦で 上手く生きれない毎日に 涙する日もあるけれど 明日が今日よりほんのすこし 私が好きな私であれるように 私が選んだこの場所で いつか 誰よりも咲き誇るわ めくり忘れたカレンダー 無駄に埋まってくスケジュール帳 埃かぶったままの雑誌 雑音で消されてく心の声 それでも譲れないものが私を動かすの 答えなんて最初から分かってたでしょう? いつだって 嫌いな自分を見たくなくて 嫌いな人にうまく笑えなくて 嫌いを嫌いだと言えなくて まだ春を待つ蕾だけど 好きな自分に近づきたくて 好きな人に好きだと伝えたくて 好きな夢を叶えたくて だから 曲がっても咲き誇るわ 発売日:2018-07-18 歌手:erica 作詞:erica・マナミ(Goose house)・nao 作曲:erica・マナミ(Goose house)
誉れ誉れと咲く花散る頃に 貴方が歌う 桜色、想いの果てに 息はもつれていった 溺れそうだった 寂しかったんだ 溢れそうだった 愛しかったんだ 時を超えて形となり 私は沈む 何千何万回だって 貴方の髪が揺れてるんだ 何千何万回だって 貴方は待ってやくれないや 水平線の上からまた明日 ええ約束よ 失くしそうだった 悲しかったんだ 届きそうだった 離していたんだ 海の底に流れ着いた宝物たち 何千何万回だって 貴方の声が聞こえるんだ 何千何万回だって 貴方の瞳になりたいな 今夜最後だったらまた明日 ええ何度も今日を繰り返すんだ 何千何万回だって 貴方の指に触れたかった 何千何万回だって 貴方の肩に凭れたいな 平行線の今にも朝が来る ええ何度でも 回れ回れ春の夢 覚めないで一人はやめて 春風の孤独の果て つまらないな恐ろしいな 燦々と満開だった 貴方の歌が聞こえるんだ 燦々と満開だった 貴方の春が始まるんだ バイバイバイバイ 今夜もありがとさん もう最後かな 楽しそうだった 嬉しかったんだ 笑えそうだった 進めそうだったと気がついたんだ またねまたね まだ春を待つ 発売日:2020-11-11 歌手:May'n 作詞:羽生まゐご 作曲:羽生まゐご