マリア 熱い風にほだされて ロザリオ 濡れた肌に揺れている 祈りを重ねても なぜ淫らな夢を見る あの日知った痛み イザベラ 悲しみの果てに宿る オディオ 虚ろな夜に苛まれて 傷つきたくないから また見え透いた嘘をつく 無邪気なあの日々は帰らないのに いっそ消えてしまえば 生まれ変われるのならば 運命(さだめ)にあらがうまま 空の蒼さに 体溶け合うように 泣きながら踊れ 南の風に 心ほどけるように 髪をなびかせ 嗚呼 胸に残るカンターノ モレーナ 瞳は饒舌に語る ボレロ いつかの吐息のように その手触りだけで 過去の人と比べてる 染みついたドグマ 繰り返される 鼓動に身をよせて いつしか眠れ 解き放たれた 溢れる涙の 波に抱かれて 空の蒼さに 体溶け合うように 泣きながら踊れ 南の風に 心ほどけるように 髪をなびかせ 繰り返される 鼓動に身をよせて いつしか眠れ 解き放たれた 溢れる涙の 波に抱かれて 嗚呼 紅い花が咲いている 発売日:2012-08-01 歌手:山崎まさよし 作詞:山崎将義 作曲:山崎将義
村の入り口には紅い花が咲いてる 昔から咲く本当の名前は知らない 今は誰も憶えてなどいないんだ もう今は誰も知らない 昔 戦があった時 花は一度枯れたけど 今は見渡すかぎり赤い絨毯のように 何もなかったかのように咲いてる そう何もなかったかのように 人は皆 花の美しさに酔い かなしい時代は忘れたようだ 父を母を兄を友を失ったあの戦や 最後に全て焼き尽くしたあの光さえも 何もかも綺麗さっぱり 忘れてしまう幸せの中で みんな暮らしてるこの村では あの時何も起きなかった そうつまり 何もなかった 村の入り口には小さな石の仏が立ってる 昔からある仏の名前は知らない 今は誰も憶えてなどいないんだ もう今は誰も知らない 忘れてはいけない事と忘れてもかまわない事の 境目でいつもうろたえている 大切な事ほど忘れ 忘れたい事ほど忘れられない 花の色はいつか移ろう 楽しい時ほど早く過ぎゆく 父を母を兄を友を奪われたあの時 さしのべられた誰かの手の温もりでさえも 何もかも綺麗さっぱり 忘れてしまう幸せの中で みんな暮らしてるこの村では あの時何も起きなかった そうつまり 何もなかった 村の入り口には紅い花が咲いてる 昔から咲く本当の名前は知らない 発売日:2010-06-09 歌手:さだまさし 作詞:さだまさし 作曲:さだまさし
遠い海鳴り 蝉時雨 今誰かに 呼ばれた 気がして 坂道を 駆け降りた とまどう 夢の中で 風がめくった 夏暦 もう月日は 季節に埋もれて あの夏の 忘れもの 何処かの 空に 消えた 逢いに行くよ きっと行くよ いつも さよなら くり返す この指の先に 君はいるよ 今でもいるよ あふれるくらいの 夕焼けに 愛よ そっと 止まれ 蒼いさざ波 月明り 今ほんとの 話しを 聞かせて 長い影 踏みながら さまよう 夜の中で 雲が流れて 夏暦 またまぶしい 光りにあこがれ あの夏の 落としもの 涙で 胸が 濡れた 逢いに行くよ きっと行くよ 紅い花が 咲いている なつかしい場所に 君はいるよ 必ずいるよ こぼれるくらいの 星空に 夢よ そっと 止まれ 発売日:1995-09-21 歌手:因幡晃 作詞:因幡晃 作曲:吉田健美
紅い花が咲いて 白い霧が晴れて 青い空がのぞき あなたもそこにいる とっても気持いい とっても気持いい とっても気持いい とっても気持いい 静けさのまん中 自分ひとりきりの 夜を過ごせたから あなたにまた会えた とっても気持いい とっても気持いい とっても気持いい とっても気持いい 紅い花が散って 白い霧に抱かれ 星空に昇って また ひとりになれる とっても気持いい とっても気持いい とっても気持いい とっても気持いい 発売日:2017-10-11 歌手:Akiko Togo 作詞:下田逸郎 作曲:下田逸郎