履き慣れた靴を履いての歌が含まれ

遠足-ハンブレッダーズ

車窓の向こうの景色に心躍らなくなって

今じゃiPhoneの窓越しに社会見学

痛いの痛いの時間が飛ばしてくれたけれど

あやふやな痛みは瘡蓋になりはしなかった

偶然見かけて立ち寄ったコンビニで

何も欲しく無い自分に気づく

300円だけ握りしめた

いつかの夏よりも所持金はあるのに

生きると呼ぶには余りにも

揺らぎのない暮らしの中で

ちょっと ちょっと心がモタるけど

踵で刻むエイトビート

今は歩くような速さで

もっと もっと遠くまで行こう

履き慣れた靴を履いて

正義の味方 穿った見方をする自分がいて

今じゃ悪役の世界征服を願ってる

期待をしないと意外と気楽になれたけれど

やっぱ一か八かにしかない

ヤバいのが見たいのさ

雨に打たれて 風に吹かれて

萎れてた栞を開いた

残された小節の中で

僕らは何を歌えるかな

そっと そっと形を変える

聴き慣れた歌の歌詞が

行ったり来たりを繰り返す旅人の

ヴィヴィッドじゃない

日々にこそ意味がある

365 次から次へと突きつけられる

常識の中で正直でいたいのさ

生きると呼ぶには余りにも

揺らぎのない暮らしの中で

ちょっと ちょっと心がモタるけど

踵で刻むエイトビート

今は歩くような速さで

もっと もっと遠くまで行こう

履き慣れた靴を履いて

ちゃんと家に帰るまで

発売日:2021-07-21

歌手:ハンブレッダーズ

作詞:ハンブレッダーズ

作曲:ムツムロアキラ