あの金網の向こう側に見つけた“夏の在りか”を、の歌が含まれ

夏の在りか-H△G

色褪せたスコアボードと七月の通り雨。

凛とした入道雲はいつもより白かった。

飲み干した水筒、こだました歓声、止まったままの夏の日。

君は今も夢の続き追いかけてる。

あの金網の向こう側に見つけた“夏の在りか”を、

時が過ぎていつの日か“青春”というのならば、

その時 僕らはもう少し大人になれているのかな?

夏空に消えた校歌斉唱、君の名前 呼んでいた。

着崩したユニフォームとつば折りの野球帽。

昏れなずむグラウンドには君の影が見えた。

この夏の日がそっと終わりを告げる頃、

まるで何もなかったかのように僕ら別の道を歩いてゆく。

あの白線の向こう側に失くした“夏の在りか”を、

振り返える時が来ても“青春”といえるのなら、

その時 僕らは何を見つけ 何を探しているのかな?

忘れぬ夏が確かにあったこと、その代わりにこの歌を。

白い制服の眩しさが影を踏むコントラスト。

ノスタルジックに響くブラスバンドの音。

夏の魔法にかけられて大人になってくとしても、

この空に消えた校歌斉唱、忘れない。

あの金網の向こう側に見つけた“夏の在りか”を、

その寂しさも含めて“青春”というのならば、

きらめきの中に隠された青みがかった毎日と、

過ぎ去りし夏の想い出たちは今もここにあるだろう。

発売日:2017-07-26

歌手:H△G

作詞:H△G

作曲:H△G