例えば地面に転がる果実は綺麗だろうか 吹雪いて流れて踏まれる花びらは幸せだろうか 儚いもの 切ないものを 美しく見せたがる なぜに人はいつも 生まれ落ちた子犬のように 震える心を 重ね合っているからでしょう 何かひとつは 生きた証を残してみたい この星の下 運命だとか 言われたとしても 氷を詰めたガラスの瓶を テーブルに飾ると 時間が見えた気がする 触れては消え 消えては浮かぶ届かないもの ずっと 夢でいてくれるでしょう 磁石を待つ砂鉄のように 惹かれたままでいたい 季節がゆく空の通路 見上げたままでいたい そっと肩を抱くのは好き 抱かれるのは嫌い 涙溢れるでしょう 触れては消え 消えては浮かぶ届かないもの ずっと 夢でいてくれるでしょう 発売日:2017-10-25 歌手:ASKA 作詞:ASKA 作曲:ASKA