いつだって僕は抱き締めたいの歌が含まれ

風と船-LAMP IN TERREN

空に飛んでった 風船はいつか

萎んで降りてきてしまった

その様を誰も知らない

知られたくなかったのかな

風に煽られて 鳥に啄まれて

そんな理由があるかもしれない

橋の上でぼんやりしてた

僕は ふと手を伸ばした

緩やかなスピードで 空の階段を降る

頬を伝う雫の様に 涙の様に

ねぇ もう隠そうとしないでよ

ひとりで飛ぶのも 萎むのも

いつだって僕は抱き締めたい

そうしてまた膨らむ船

次は一緒に 空に浮かべよう

瞳の中には青く揺らぐ情景

誰かと笑い合うためにもきっと

誰にも見せられない物

ひとりの空で堪えた

もうだめだ 諦めよう 誰も見てませんように

なるたけ遠く 傷付かぬように 緩やかに降る

許せやしなかったよ

期待を越えたい自分がチラついて

僕はまたひとりのまま

大空に漂う船 いっそ破裂してしまうのもいい

昇る事も 降る事も 向き合う事もなく

宛もなく ただ

緩やかなスピードで空の階段を降る 頬を伝う雫

それでも 僕はまたこの胸を膨らませて

もう一度 この空に浮かべる 何度も浮かべるよ

もう隠そうとしないでよ

弱音ぐらい話せよ 同じ僕でしょ

そうして最後はこの手で

優しく掬ってあげられますように

もう隠そうとしないでよ

自分の弱さに突き立ててた ナイフを

僕は抱き締めたい

ほら 何度も膨らむ船

高い空の向こうを目指して

発売日:2020-10-14

歌手:LAMP IN TERREN

作詞:Dai Matsumoto

作曲:Dai Matsumoto