一つめの秋 見送る頃は お酒の味も 覚えたわ 銀杏並木が 裸になって 別れのときを 知ったから 愛はいつか 色あせて 散ってゆくのね 散ってゆくのね はかないものね 二つめの冬 迎えた頃は なみだにくれて いたのです 白くかぼそく 降る雪さえも 無情に折るわ 枯れ枝を 愛はいつか 音たてて 崩れ去るのね 崩れ去るのね せつないものね 三つめの春 訪ずれたとき 思い出川を わたります 波のまにまに くだけた夢が 浮いては沈む 夕まぐれ 愛はいつか 影もなく 消えてゆくのね 消えてゆくのね 悲しいものね 発売日:1999-02-24 歌手:幸田薫 作詞:伊井田朗 作曲:水森英夫
赤く咲いても 悲しさうかべ 風に揺れてる 旅路の花よ けむる湯ぶねで 眼をとじて 炎える体を 抱きしめながら あなた探すの… 私はながれ花 胸の淋しさ 忘れるために 寝酒おぼえた さすらい暮らし さびれ港の 居酒屋で 酔ってボトルに あなたの名前 書けば泣けるの… 私はながれ花 あなた恋しい 想いの糸は いつになったら 切れるでしょうか どうせ名もない 花のよに 人に知られず かくれて咲いて 散ってゆくのね… 私はながれ花 発売日:1996-11-01 歌手:藤あや子 作詞:三浦康照 作曲:弦哲也
微笑ってサヨナラ言いましょうね 悲しい涙は嫌いよ どんなに激しく燃えた恋も 花のようにみんな散ってゆくのね あなたの胸で夢を見るのは これきり 今夜かぎり… 抱きしめてよせめて夜明けの前に 別れの朝が こわいの もすこし お酒を飲みましょうね 酔っても泣いたりしないわ 女のいちばん綺麗な季節 めぐり逢えてそして 愛された人 あなたのどこか淋しげな瞳も これきり 今夜かぎり… くちづけして忘れられないように 別れの朝が つらいの あなたの胸で夢を見るのは これきり 今夜かぎり… 踊りましょう思い出たどりながら 涙こらえて サヨナラ 発売日:2000-09-06 歌手:真木柚布子 作詞:水木れいじ 作曲:市川昭介