ワセリンの匂いがする部屋が 記憶に浮き上がった 最後までは思い出せないけどさ なんとなくが確信に変わる頃 怖くなっていく予感がしたんだ でも何故だろう ねえ何故だろう 動き出す身体を止められない 諦めるか この際だし 糸を手繰り寄せた 肌を寄せた記憶さえも どうも曖昧に煙った どこもかしこも見えないものだらけ 消えかかるまで 大切さに気付けなかった 消えかかる声 優しい想いに研ぎ澄ます 消えかかるまで 泣いたりなんてしなかったのに なくなりそうになって いざぶつけるなんてずるいよね 今すぐになんて無茶はしないで ってきっと言うんだろな 控えめなんて言わないでよって 顔を赤らめて笑うんだろな 「今から迎えに行くから」 「そうね、間に合うかしら」 「いなくなるなんて言わないでね」 「そういえば今日はやけに身体が軽いの」 「そうか、それは良かった」 「でもあなたのことを忘れそうなの」 「実は同じなんだ」 消えかかるまで 大切さに気付けなかった 消えかかる声 優しい想いに研ぎ澄ます 消えかかるまで 泣いたりなんてしなかったのに なくなりそうになって いざぶつけるなんてずるいよね 発売日:2016-01-13 歌手:ゲスの極み乙女。 作詞:川谷絵音 作曲:川谷絵音
一緒にいたいと 誰よりも思った きりのない“大好き”をかかえながら うれしかった やさしげな2月の 街並みがさざめく 小さめの箱を買う そっと二粒 ビターチョコレート キスをしなくなる 抱きしめなくなる 手をつながなくなる あたりさわりのない会話だけで 毎日が過ぎてゆく 最後の最後の最後のバレンタイン あなたの気持ちは彼女へ急いでる そのうち上手なウソもつけなくて 「わかってくれよ」って顔をするんだ あなたらしく せつなく 合鍵はやっぱり どうしても使えない ドアの前 ポストには 入りきらない リボンが揺れる “真夜中の電話”“絵ハガキの名前”彼女の分身が あなたの部屋の中 ふえつづけてる 気づいても守れない 最後の最後の最後の約束 会いたさをぐっとこらえてここにいる 待ち合わせしてるカフェの窓際で あなたは時計を気にしているはず たぶん今頃…… 遅れてゆくのは ささやかな抵抗 あなたはあたしを どのくらい待つんだろう 最後の最後の最後のバレンタイン あなたの気持ちは彼女へ急いでる そのうち上手なウソもつけなくて 「わかってくれよ」って顔をするんだ あなたらしく 最後の最後の最後の約束 寂しさをぐっとこらえて歩きだす どうしようもなく好きになっちゃって 「仕方がないな」ってきっと言うんだ あたしが先に もうすぐ…… 発売日:1996-12-21 歌手:西脇唯 作詞:西脇唯 作曲:西脇唯
夜の光は切ないけど 君が思ってる以上にそれは美しい この退屈な余興も 素晴らしい日々の憂いも 箱庭の生活を豊かにするんだ 涙を上手に隠して 今日も君に会わなくちゃいけないや 悲しい時だけ開けるドア そこで出会える仲間も消えていった ああ 傷の一つも癒えないけど 君が思ってる以上にそれは美しい 平気な顔で嘘をついて 今宵の歌はこれに決定 そんなに嫌いじゃないよって きっと言うんだ 本当の気持ちは一握り タバコやお酒じゃ到底引き出せないな みんなラッキーでもなければ アンラッキーでもないや 広がる話もありゃしない さあ窓を開けて風を浴びて あの子の言葉を反芻する とてもクールな目で 静かに動いた口元 ザラつき 飲み込めずにいる それを欲張りなミックスで味わおう 口をつぐむことで 見えてくるものもあるだろう 疑いもなく体重をあずけてみたいのに 暇のない僕はそれができない タクシードライバー 僕の願いを聞いておくれ タクシードライバー ぐらついた瞳の奥で 涙を上手に隠して 今日も君に会わなくちゃいけないや 寂しい時だけ連なるドア それをなりふり構わず開けていった ああ 遊び疲れた街の灯りが 僕の頭上で砕け散った 逆さに吊られた表情 掴めない天気予報 もう優しさの雨はいらないよ 知らない誰かがまた笑い出す それがペン先に触れて文字になれば 怖がりなあの子の足元も照らせるだろうか 照らせるだろうか いっぱいの光で タクシードライバー 僕の願いを聞いておくれ タクシードライバー ぐらついた瞳の奥で 本当の気持ちは一握り タバコやお酒じゃ到底引き出せないな みんなラッキーでもなければ アンラッキーでもないや 広がる話もありゃしない 発売日:2018-11-14 歌手:Mom 作詞:Mom 作曲:Mom
名もなき世界の片隅に いつの間にか紛れちゃいました 「まぁいっか!」 突っ立ってたってしょうがないじゃん 夢に向かい走れ!(すたたたたー!) 「ね、どっち?」「あ、こっち?」 歩き出せば 誰も知らない日常の森へ 輝く世界が待っている 進め!ありのままに(ばばばばーん!) 夜空に生まれた ほんのちっぽけで儚い物語 すくむ足を一歩出してみたとき(そっ) そこに(はっ!)見えた(はっ?!) 希望へと続く道(びゅーん!) 明日に出会えたらきっと言うんだ(はいはい!) 「この世界が今日も大好きだ」と(どーん!) たとえ妄想だって笑われようと(はいはい!) 僕だけの地図 進んでいこう(ゴー!) 高く鳴らせ はじまりの鐘! 陽はまた昇りそして沈み 変わりのないそんな日々に 少し退屈しちゃったんなら 歌を歌い笑おう!(がはははー!) 本当に欲しいモノは何? 見えそうで見えないココロの中 輝く未来に出会いたいでしょ いざゆけ!ありのままに(じゃんじゃじゃーん!) 誰かが歩いた そんな人生に一体意味なんてあるのか? 叶わない夢なんてない 何度だっていいさ(そう!) 迷ってなんかないで(そう、そう!) 一緒に飛び込んでみよう(わー!) 世界は思うよりもっともっと(はいはい!) キラキラな色で満ちているよ(きらーん!) たとえ小さな願いだって(はいはい!) 空にかざせば宝石のように(ゴー!) 明日を映す道しるべになる 小さい頃から目立つのが苦手で いつも下を向いて歩っきょった 何をするにも自信がない臆病な自分がおった でもそんな自分に叶えたい夢が出来た バカにされるかもしれんし 笑われるかもしれん 叶わないかもしれん でも それでも 譲れない想いがここにあるんよ まだ見ぬ明日もきっときっと キラキラな色で満ちてるんだろう まだまだ小さな蕾でも いつか大きな花になるよ 『ここにあったんだ、探してたものが!』 みんなに出会えたらきっと言うんだ(はいはい!) 「この世界が今日も大好きだ」と(どーん!) たとえ妄想だって笑われようと(はいはい!) 世界の真ん中を走り抜けよう(ゴー!) ここに鳴らせ 永遠の鐘を いつか夢が叶ったら 伝えたいことがあるんじゃ それはいつになるかわからんのじゃけど その時になったら聞いてほしい 僕のありったけの夢物語を 発売日:2021-01-06 歌手:奈日抽ねね 作詞:瀬尾祥太郎(MONACA) 作曲:奈日抽ねね・瀬尾祥太郎(MONACA)